愛していますの七日目 ページ9
今日は皆でショッピングモールへ行った。
黄瀬「Aっち!これ可愛くないスカ?!」
A「可愛い!さつき!一緒につけようよ!」
さつき「…………うん!」
涼太が選んでくれた髪飾りを買う。
綺麗な虹色のガラス玉がついていて、キラキラと光を反射していた。
色鮮やかに光が溢れ、生命に満ちた色だった。
私たちが歩いているとおかしな目で見られたが、構わなかった。
私という人間がこの場に居ること、居たことを証明したかったのかもしれない。
いきなり私の手が何かに包まれた。
見上げると征十郎が私の手を握っていた。
どうも肩に力が入ってしまっていたらしい。
私も彼の温かい手を握り返した。
黒子っち!!とテツヤに抱き着いている涼太、
それを避けて、大輝に逃げるテツヤ、
バランスを崩してお兄ちゃんに寄り掛かる大輝、
戸惑いながらやめろと注意しているお兄ちゃん、
笑いながらテツヤに抱き着いているさつき、
あくびをしながら両手にお菓子を持っている敦、
それを温かい目で見守っている征十郎、
こうしているのが大好きだった。
でも私はもうすぐここからいなくなる。
後少しで。
私の砂時計はそこをつく
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真柴白 - 泣きました(T△T)ボロッボロッですよ。 (2021年1月31日 5時) (レス) id: b8cb4c9ad0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はちみつレモン | 作成日時:2019年4月7日 0時