愛していますの二十日目 ページ22
あれ………?
ここ何処だ………?
私が目を開くと、知らない天井があった。
耳鳴りがする。
A「移動、してる……?」
え、待って、ちょっと待って、何これ、運ばれてる?
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緑間「A…………………」
心配そうに私の名前を呼ぶお兄ちゃん。
の隣に誰かいる。
緑間「大丈夫か……?階段から落ちたのだよ…」
A「私が?んー、でも大丈夫っぽい」
緑間「そうか、よかった」
そういうと兄は柔らかく私に笑いかけた。
場所は病院だった。
また病院か。
A「はあ………ところでお兄ちゃん」
緑間「?なんだ?」
.
.
A「隣にいる人達、誰?」
.
.
長い、長い、沈黙であった。
.
A「えっと……、お兄ちゃん………?」
緑間「覚えて、ない、か………………」
A「もしかしてお兄ちゃんの友達……?」
桃色の髪の女の子が泣き出した。
黄色の髪の男の子も、
紫色の髪の男の子も、
青色の髪の男の子も、
水色の髪の男の子も、
静かに泣いた。
A「っ……………」
あったことも無いはずなのに、胸が、痛い。
赤司「A……………」
突然名前を呼ばれた。
髪の赤い男の子の涙は、とてもとても
美しかった。
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この場にいる全員が混乱していたので、私とお兄ちゃんだけにしてもらった。
緑間「文化祭は、どうするんだ」
A「文化祭………?」
文化祭って、なんだっけ。
そういうとお兄ちゃんはまた悲しそうな顔をする。
そのあと、お兄ちゃんから今までの話をされた。
.
私が記憶喪失となっていることも。
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真柴白 - 泣きました(T△T)ボロッボロッですよ。 (2021年1月31日 5時) (レス) id: b8cb4c9ad0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はちみつレモン | 作成日時:2019年4月7日 0時