検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:41,749 hit

愛していますの一日目 ページ2

突然の事だった。





最近食欲がないから、病院に行った。






たったそれだけの事なのに、









A「なんでこうなっちゃったかな……………」









自分でも声が震えているのが分かる。








目の奥が熱い。







私は上を向いた。







そうでもしないと、涙が溢れて止まらなくなる。







A「…………帰ろ」









桜の花びらは美しく散っていた。








ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




母「おかえり、どう?薬貰えた?」








私は俯いた。






お母さん、私、薬どころか、余命宣告まで貰っちゃった。






話さないと、







A「お母さん、お母さん達に話がある」





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




私は家族を集めた。








お兄ちゃんとお父さんも何が何だか分からない様子だった。








父「なんだ?サプライズか?」









そうだね、サプライズならどれだけ良かったか。









A「違うの」









私は全て話した。









顔をあげると母は泣きながら私を抱き締めた。








父も私を抱き締めながら泣いていた。








私は泣いてはならないと思い、母と父を一旦落ち着かせて、自分の部屋へ向かった。









その時兄の横を通り過ぎた。









兄は、声も出さず、抱き締めもせず、目を大きく開けて、ただただ、泣いていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



私はドアを閉めた。







ベットに身を投げる。







部屋を見渡すと、数々の思い出が溢れてきた。









頬を涙が撫でる。







ぽたぽたと服に染みを作っていく。







拭っても、拭っても、治まらない。









私は声を殺して、泣き続けた。

愛していますの二日目(前半)→←設定



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (47 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
49人がお気に入り
設定タグ:黒子のバスケ , キセキの世代 , 赤司征十郎   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

真柴白 - 泣きました(T△T)ボロッボロッですよ。 (2021年1月31日 5時) (レス) id: b8cb4c9ad0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:はちみつレモン | 作成日時:2019年4月7日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。