第176話『高鳴る』 ページ10
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貴方「う、うわぁっ…!?」
何もないツルッツルな床で、自分の足に引っかけて体勢を崩した。
私は覚悟し、目を思いっきり瞑る。
((ボトンッ
しかし、想像していた痛みはない。
代わりに響いたのは、持っていたはずのボールが床に落ちた音だけ。
セト「………Aちゃん、余所見してちゃダメっすよ?」
えっ……?
それは、突如耳元で聞こえてきたセトの声。
状況がいまいち理解できなかった私は、ただただ転がるボールを見ていた。
貴方「……ぇ…」
セト「…(人1)、A…ちゃん…?」
貴方「…う、うわあぁっ///」
今やっと理解した……←
転びかけた私の体を、セトは後ろから抱き締めるように支えていたのだ。
セト「うわあぁっ!?…ご、ごめんなさいっす!((焦」
セトは勢いよく謝ると、私の体を離した。
貴方「…ご、ごめんっ…あ、あと…ありが…とう…///」
私は恥ずかしくなり、顔が熱くなるのがわかったため、うつ向きながら言った。
セト「い、いやいや…!怪我、ないっすか?」
セトは、真っ赤になっているであろう、私の顔を覗きながら聞いた。
貴方「だ、大丈夫…///」
声が小さくなってしまったが、セトに届いただろうか……
しかし、手に違和感を感じ不思議に思った私は、床を見ていた目線を少し上げた。
貴方「…わっ!?///」
セト「あ、Aちゃんダメっすよ……ちゃんと見せるっす…!」
セトは私の手をとり、何やら見ていた。
貴方「え…?///」
セト「さっきAちゃん、ボール落としたから……その拍子に指でも折れてたら………」
あ、そう言えば……←
セト「…でも……大丈夫みたいっすね!よかったっす…!((ニカッ」
不意に見せられたその笑顔に、思わず胸が高鳴る。
貴方「う、うん…ありがとっ…////」
もう、顔なんて上げられないよ……
セト「さ、今度は気を付けてみんなのとこに行くっすよ!w」
でも……
元気なセトの声に、私まで笑顔になる。
貴方「…うんっ!」
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すみません!
名前変換の他に、最初の一文字を入力する項目も作ったので……
お手数ですが、入力してくれると嬉しいです……
例 : 名前が『つぼみ』の場合→『つ』
キドさん、使ってごめんなs((殴←
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ゆず助(プロフ) - ちょこえおさん» 本当のことなのでwこれからも色々頑張ってください!よければお友だちとk((厚かましすぎでしたスミマセン!! (2016年8月7日 10時) (レス) id: c7b47780e5 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこえお(プロフ) - ゆず助さん» いえいえ!本当ですか…!?嬉しくて涙が止まりません…!!初めての作品なのでそう言ってもらえると本当にありがたいです!ありがとうございます!! (2016年8月7日 10時) (レス) id: 4b9f39c94c (このIDを非表示/違反報告)
ゆず助(プロフ) - お話中申し訳ありません!何年か前までこの作品を読んでたものです。何か急にまた読みたくなりまして…パスワード忘れたので新しく登録してまできました!wそれくらいこの作品最高です!! (2016年8月7日 1時) (レス) id: c7b47780e5 (このIDを非表示/違反報告)
愛梨 - あらま…、無理するのも程ほどに自分のペースで更新しなよ、ね!w((いやいや奥さん、ぶっちゃけ忘れてたんじゃないですかァ~?ww((ちょ、wまだ中学生だろがww((あ、わかる()好きな声優さんとか出てたら買いたくなるわ(← (2015年3月22日 10時) (レス) id: 0cb4f6b0fb (このIDを非表示/違反報告)
チョコ♪ - 愛梨さん» 最近忙しくて全然更新できないよ〜…((当たり前だよ〜w愛梨のこと、忘れる訳がないっ!((キリッ ((わ、若い…あ、いえ…私はもう年なんで…((← 最近さ、乙女ゲームが欲しくてたまらないっ…!!← (2015年3月19日 22時) (レス) id: 01c9c72e43 (このIDを非表示/違反報告)
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