孤児院を経営してます【歌い手】Part2

第73話 ページ41

『演技講師…か』

マ「まさか日本デ仕事をするなンて思ってなかったよ！シかもそれがかけクんと一緒だなんて！」

『俺としては早く帰ってほしいんだが』

S「僕も」

マ「そーもかけクんもボクが嫌いなの！？」


いや嫌いではないよ？

苦手ではあるけどさ

昔からこうやってベタベタしてくるんだよ

あれだよ、スキンシップってやつ

やたらとベタベタしてくんの

Souくんにも俺にも


い「本当にこの人が演技指導なんてできるの…？」

詩「うん、その腕は確かだから」

マ「YES！ボクはみんなのためならナんでもできるよ！」

『久しぶりだし、ちょっと相手してくんない？』

マ「日本での最初の相テがかけクん！嬉しいね！」

『お題くれ』

S「それじゃあ…囚人と看守で」

『俺囚人やるわ』

マ「ボクがカンシュ！」


まっくんが看守というものを理解してるのかは不明

こいつならなんとかなるだろ、昔から演劇バカだったし


『おい、看守』

マ「なんだ？」

『そろそろダツゴクってやつ、計画してやろうか』

マ「はっ、お前が脱獄だと？ありえないな、その足りない頭で考え抜いた結果がそれか」

天「先生じゃないみたい…」

れ「なんか…怖い…」

ろ「れをるちゃんおいで、怖くないよ」

坂「すげぇ…」

う「かっこいい…」


うらたくんにかっこいいって言われた！

なにこれ超嬉しい

もう何もいらない


マ「おいおい、看守の前でそんな顔して何のつもりだ？」

『何のつもりってそりゃあ決まってんだろ、ダツゴク、さ』

マ「やれるもんならやってみな、すぐにまた取っ捕まえてやるからよ」

『…とまあこんな感じで』

い「新富さん…演技学んでたの？」

詩「マイアーさんのアドリブ力がすごい」

S「演技となると本当バカみたく天才になるからね…」

『こればっかりはお前に負けるわ』

マ「んふふ♪」

S「笑い方なんとかしなよ」


ちらっと子供達のほうを見ると

涙目の子や決意した子、キラキラしてる子

様々だった

まあ涙目の子が圧倒的に多いんだけど…

そんなに怖かったかな…


『れをるちゃん、だっこしてあげるからおいで』

れ「怖かった…」

る「僕もだっこ！」

『はいよ』

志「先生かっこよかった！」

ま「そらるくん…」

そ「なんでハイハイしてるの？」

ま「あ、歩けなくなっちゃって…」

い「まさかの腰抜け…w」


まふまふくんがハイハイしてるだと

まっくんも俺も怖いことなんて何もしてないのにw

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