【イナイレ】空の天才プレイヤーは男・・・の娘！！←

第３７話　笑顔 ページ39

貴「いずれわかるよ。ボクだっていつまでも大人しく奴の言いなりになりたくはないし」

円「よくわかんないけど・・・がんばれよ、A」

コンコン

貴「誰？」

春「あの・・私です・・・」

貴「いいよ、入って」

ガチャッ

春「！キャプテン達も・・」

不「さて。邪魔ものは退散するとしますか」


めんどくさそうに部屋を出ていく不動

円堂達もそれに続き部屋を出て行く


円「ゆっくり休めよ！」

貴「うん」

バタンッ

春「・・・・」

貴「座って？」

春「あ、はい・・」


ポンポンと自分の座っているベッドの横を軽く叩く

春奈はAのとなりに腰かける


貴「で、どうかしたの？」

春「・・・私・・心配で・・・もしかしてAくんが帰ってこないんじゃないかって・・・すごく怖くて・・・・」

貴「春奈・・・」

春「Aくんが帰って来た時、すごく嬉しかったんです・・・でも、今にも倒れそうなくらい顔色悪くて・・・私・・」

貴「春奈」

ギュッ


そっと春奈を抱きしめるA


貴「春奈は何も心配しなくていい。ボクが守るから・・・ボクはキミの笑顔が好きだ。だから、そんな悲しい顔してほしくない」

春「ご、ごめんなさい・・」

貴「無理に笑えって言ってるんじゃない。ボクは、キミがいつまでもあの無邪気な笑顔でいられるように・・キミも、キミの居場所もボクが守る。だから、本当に笑いたい時に笑えばいい」

春「私も・・・Aくんの笑顔が大好きです・・・」

貴「ボクの・・？」

春「たまにしか見れないけど、その一回一回がすごく優しくて暖かくて・・Aくんの笑顔は私の闇も、悲しみも・・・全てを優しく包み込んでくれる大空みたいで、見るたびに惹かれていくんです///」

貴「大空・・・か・・・」

春「・・・クスッ」

貴「？」

春「なんだか、なんでAくんが空の天才プレイヤーって呼ばれているのか・・わかった気がします・・クスクスッ」

貴「・・・」

Ｃｈｕ


春奈の頬にキスを落とすA


春「！////」

貴「その笑顔が・・ボクの光だ・・・だからこの大空に誓うよ。絶対に絶えさせはしない、キミの笑顔はボクが守る」

春「A・・くん・・・」

貴「愛してる」


全てを包むように広がる大空の下、二人は互いの唇を重ねた

それはお互いを癒すような、そんなとても優しいキスだった・・・

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