第３６話 次の手 ページ38
―Aの部屋
鬼「で・・あの後何があった」
ベッドに腰掛けるAに鬼道が問う
佐「影山になにかされたか」
貴「いや・・大丈夫」
不「にしてもまさか・・マネージャーを人質にとられてたとはねぇ」
円「なあ、A・・・教えてくれないか？今までなにがあったのか」
貴「・・・・ボクは物心ついた時、孤児園にいた」
鬼「！」
貴「そこでできた友達と毎日サッカーして・・・楽しかった。でもある日、影山が施設に来てボクを引き取った。それから影山の元でサッカーの指導を受け、大会にも出て勝利し続けた。ボクは・・敗北を知らない」
「「！」」
円「い、一回も負けた事ないのか・・？」
貴「うん」
円「すげぇ・・・」
貴「あの人が勝利しか望まない以上、ボクはそれに応えるべく特訓を重ねた。あの人の為に海外留学もして、世界のサッカーを知り尽くした。でも今から３年前・・・日本に戻って来た時、ある女の子と会ったんだ。悲しい目が第一印象だったあの子を、ボクは心のどこかで“守りたい”と思った」
鬼「・・その女の子というのは・・」
円「音無の事か・・？」
貴「そう。それからは春奈の言ってた通り。僕も彼女を知って行くうちにどんどん惹かれて行った・・・初めての感情だった。だからあの日、ボクが飛び立ったあの日・・・誓った。春奈の笑顔を守るって」
佐「そうか・・・」
貴「温かい彼女の傍にいたからか、それからは影山さんのやっている事は間違ってるんじゃないかって思い始めて・・・命令に背いたこともあった。そしたら春奈の事感づかれたみたいで・・“私の命令に背くな。お前の大切な奴がどうなってもいいのか？”“裏切る事は許さん”って・・・それからは影山の言いなりさ」
鬼「そうだったのか・・・・だが、良かったのか・・？一生奴の元につくなど・・・っ」
貴「ボクは、彼女の笑ってる顔が好きだ。あの無邪気な笑顔を見るためなら・・どんな事でもできる。それは鬼道、キミが一番わかるはず」
―・・貴「・・・ねぇ鬼道」
―・・鬼「なんだ」
―・・貴「お前は、大切なモノのためにどこまで頑張れる・・？」
―・・鬼「？・・・俺は、どこまでだって頑張ってみせるさ。それで守れるものがあるのなら な」
―・・貴「そうか・・・」
鬼「・・・あぁ、そうだな」
貴「耐えてみせるさ・・・といっても、次の手は打ってあるけど」
不「次の手・・？」
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毒舌蛙さん - ４４話で綱兄とかリボーンのフゥ太かよ！？それに三浦ハルの台詞が出てきやがった！？これから頑張ってね*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･'(*ﾟ▽ﾟ*)'･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･* (2015年8月6日 18時) (
レス) id: 6c1d9af46f (このIDを非表示/違反報告)
マシマロ王子♪(プロフ) - はなっちさん» コメントありがとうございます！！イタズラの番外編は今の所は書く予定はないです（汗 (2014年3月31日 19時) (レス) id: 62e15fbc17 (このIDを非表示/違反報告)
はなっち(プロフ) - わぁぁぁ!!主人公君が脅されていたとは……!!でも、主人公君なら、春奈のために何でもしそう……。あの、マシマロ王子さんに質問があって……前作の帝ちゃんのお話しの番外編とかは、書く予定ないの？ (2014年3月30日 12時) (レス) id: 325a6b9c95 (このIDを非表示/違反報告)
緑川ありさ(リュウジは私の)(プロフ) - マシマロ王子♪さん» 私が教えてあげるよ (2014年3月23日 21時) (レス) id: 8a98ef9cd6 (このIDを非表示/違反報告)
マシマロ王子♪(プロフ) - 緑川ありさ(リュウジは私の)さん» 内容等はメッセージ覧で話せますかね？あれ使った事ないんでよくわからないんですけど（汗 (2014年3月23日 20時) (レス) id: 62e15fbc17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マシマロ王子♪ x他1人 | 作成日時：2014年3月13日 11時
