第10話…本当に馬鹿だ ページ11
ジリジリジリジリ
『ん…、だる…』
私にしては珍しいな
もしかして熱?
おでこに手を当てるが熱くは無かった。
『まぁ良いや…支度しよ』
1階にある洗面台へ向かう。
ガチャ
『…うわ、』
鏡に写る自分の目の下にはくまがはっきりと出来ていた。
こんな姿でお母さんの前立ったら絶対心配かけてしまう。
母「A、時間大丈夫?」
あ、いけない
『ごめん、今行く』
取り合えずこのままでいっか…
私は顔を洗い、リビングへ向かった。
ガチャ
母「おはよう、…くま出来てるわよ?」
『おは、よう……全然大丈夫だから心配しないで』
母「そう?…今日のみゆの迎え、お母さんが行くからごはんお願いね」
『え、でも…』
母「大丈夫よ、じゃあみゆ起こして来るわね」
『あ…』
やっぱりこうなる…
私はちらっとスマホを見る。
いつもだったらこの時間にうらたんからメールが来る。
そして一緒にみゆの送りをする。
もう…出来ないけど…
これが私の朝で唯一の楽しみだったのに…
『はぁ…』
〜数十分後〜
『じゃあ行ってきます』
妹「いってきまーす」
母「いってらっしゃい」
私はみゆと手を繋ぎ歩き始める。
でもみゆは動かなかった。
『みゆ…?』
妹「うらたお兄ちゃんは?」
『うら、…』
みゆは今にでも泣きそうな顔をして聞いてきた。
みゆはうらたんと話すのが大好きだもんね
『…みゆ、うらたお兄さん今日忙しくて来れないんだって、だからお姉ちゃんと一緒に行こ?』
昨日もこんな嘘ついたっけ…
妹「いやだ…みゆうらたお兄ちゃんと一緒に行きたい…」
そんなの…私もだよ…
私だっていつもの様に楽しく行きたいよ…
妹「うらたお兄ちゃんに会いたいよぉ…」
『……っ、みゆ!わがまま言わないの!うらたお兄さんは忙しくて来れないんだから…っ、会いたいってそんなの…私もだよっ…!』
言ってしまった…
本当に馬鹿だ…
妹「っ、うぁぁん…グスッ」
母「ちょっと何してるの!?」
『お母さん…』
母「A…今日はお母さんが連れて行くから学校行きなさい…」
『……う、ん…』
私は後ろを向き、学校へと向かった。
朝から何してんだろ…
本当に馬鹿だ
『…あれ?』
ふと前に見えたのはうらたんだった。
どうしてここに居るんだろ…?
しかもここっていつもみゆと一緒に通ってる所…
話かけてみようとしたけど無理、だよね…
私を嫌ってるんだし…
するとうらたんはすっと顔を後ろに振り返った。
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呪術廻戦好きガール - ヒプマイの推しについてです!!! 十四くん、くーこーくん好きです!!! あとは独歩、一二三ですかね! (2021年4月11日 1時) (レス) id: bb4087a6f5 (このIDを非表示/違反報告)
さく - 利佳ちゃんを倒して八っピーエンドになってほしいです!あとできれば全員分のオチが欲しいです!チラ (2019年6月6日 17時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
るるく(プロフ) - の あ 。さん» 絡みまくりますッ! (2019年5月12日 17時) (レス) id: bcf2c07990 (このIDを非表示/違反報告)
の あ 。(プロフ) - るるくさん» たくさん絡んできてねッ (2019年5月11日 15時) (レス) id: db413e19fa (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - いきなりすいません!ヒプマイの推しについてなんですけど、私は飴村乱数くんが大好きです!あと、もう少しでTwitter始めるからフォローはもう少し待っててください!更新頑張ってください! (2019年5月7日 15時) (レス) id: fda8a4048b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゆ@ x他2人 | 作成日時:2018年7月17日 19時