lie.44 ページ49
瀬名side
『…見学?彩斗』
俺を発見したのをなかったことにしたいのか、城崎に話題を振る
城崎「う、うん…Aも…?さっきテニス部行くって言ってたから吃驚しちゃった…」
『そういえば何でどこの部活行くか聞いてきたの?そんなに私に会いたくない?』
瀬名(さっき連絡した知り合いってAちゃんか
俺に会わせないようにしたのかな…)
城崎「そんなんじゃない!ただ…Aの行動は全部把握したいなって…」
月永「お前、おれの幼馴染ストーカーすんのやめろ」
城崎「僕は彼女の相棒だから当然でしょ」
『割と度の過ぎた過保護だけどね』
月永「A〜!おれはお前がいつか騙されちゃいそうで怖いよ〜
いや、お前は今騙されてる!その悪魔から離れろA!じゃないと宇宙のかなたに連れてかれちゃうぞ!あれ、それはそれでいいのかも」
『よくないからね?』
相変わらずの王さまは置いといて、早くここから離れなきゃ…
瀬名「城崎、城崎」
城崎「…何瀬名くん、僕が話してるうちに早くどっか行きなよ
今はMendax…Aに会いたくないんでしょ」
俺があの時言いたかったこと理解してたんだこいつ…だからAちゃんに……って、自意識過剰か
『…?』
月永「ん?おいセナーもう行っちゃうのか?まだスオ〜来てないから来るまで待ってろよ!
おれとお話しよう…☆」
あのバカ殿がぁ!!
城崎の謎の優しさが無駄になったんだけど!!
城崎「れ、レオくん、僕と瀬名くんはもういくから…!」
月永「お前の意見なんぞ聞いてない!セナ〜☆」
瀬名「…城崎…次……」
『いればいいじゃん
お前の曲のこと話してたんだから』
言われると思わなかったこの言葉に普通に驚いた
瀬名「いいの?」
『私衣更探しに行くからもう出るし、レオに後任せるから』
瀬名「あっそ…城崎、見てたら?活動」
城崎「え…あぁ…うん……レオくん、見てていい?っていうか今君しかいないから君がやらないと見れないんだけど」
月永「ケイト呼んでこればいいだろ〜」
城崎「僕蓮巳くんとそんなに話したことないよ」
王さまが城崎と話してるのを横目にAちゃんを見つめる
それに気づいたのか、振り向いた
『…ライブ終わるまでは今まで通りだから』
瀬名「…俺はあんたと話したくもないけどねぇ……」
何心にもないこと言ってんだよ俺…
『そう、勝手にしなよ』
何…悲しそうな顔してんの…Aちゃん
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作者名:天空の巫女 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TENMIKO/
作成日時:2018年11月13日 18時