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lie.25 ページ30

瀬名side

とある日の昼休み


あんず「____というわけです」


瀬名「なるほどねぇ…俺のソロライブなんて…」


あんず「話を持ってきておいて申し訳ないんですが、もうすぐサマーライブがあってプロデュースにつけそうにないんです…」


瀬名「Tricksterのだよねぇ…ゆうくんに頑張ってって言っといてよ
俺は何時でも見ててあげるからって」


あんず「は、はい…伝えておきます」


俺のソロライブなんて始めてみたいなものだし…勝手がよくわからないんだけど…

あんずに貰った資料通りに動いてみればいいのかなぁ


瀬名「新曲…王さまに頼むとして……衣装は…斎宮に頼んでみる…か」


クラス内に斎宮の姿が無いから、近くに居た天祥院に聞いてみる


瀬名「天祥院、斎宮知らない?」


天祥院「斎宮くん?彼ならここ数日学校にすら来ていないらしいよ」


瀬名「…なんかあったの?」


天祥院「さぁ?僕の知ったことじゃないね」


斎宮が来てない…あんずも忙しい……運悪

とにかく曲だけでもどうにかしないとねぇ…王さまがいるとは思えないけど
 
 
王さまが教室にいる可能性は限りなく0に近いけど
行ってみるだけ行ってみよう


瀬名「王さまいる?」


月永「誰かおれをよんだ?今の声は俺の好きな声…!セナ!セナだな!」


瀬名「はいはいうるさいからぁ…ねぇ王さま、お願いがあるんだけど」


月永「何だ?新曲が欲しいのかっ?あ、待って!言わないで!妄想させて!」


瀬名「…早くしてほしいんだけどぉ…ってか新曲であってるし」


月永「バカ!セナのバカ!言うなって言ったのにぃ!

まぁわかってたけど!でも残念!俺はこれからママと旅行だからっ☆
じゃあなー!」


瀬名「はぁ!?ちょ、王さま!まだ昼休み!三毛縞は…今日来てない!チョ〜うざぁい!」


俺運悪すぎじゃない?呪い?もはや呪いのレベルなんだけど


瀬名「あとはあの子ぐらいしか…でも関わるなって…如何すればいいのかわかんないんだけどぉ」


天祥院「あはは…随分と悩んでいるんだね……そうだ、図書館に行ってみたらどう?」


瀬名「図書館?なんで?」


天祥院「うーん…そこに行ったら何とかなるかもっていう皇帝の勘…かな?」


もうそれに頼るしかないと思い、図書館へ向かう


瀬名「(図書館来てみたけど…誰も居ないじゃん……はぁ…ほんっとさいあ…)」


『…♪』


瀬名「何でいるのぉ!?」


『うわっ…いずm……瀬名泉!?』


運がいいのか悪いのか…

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作者名:天空の巫女 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TENMIKO/  
作成日時:2018年11月13日 18時

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