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lie.20 ページ24

今、お兄ちゃんの歌を歌ってる
瀬名泉と一緒に


瀬名「〜♪〜♪〜♪」


二人で歌うのは初めてなのに、違和感はなかった


『瀬名先輩!』


少し離れた位置に居た瀬名泉に手を差しだした
何でこんなことしたのかわからないけど


瀬名「…?」


瀬名泉は戸惑いながらも笑顔で手を取った


『はぁ…はぁ……ありがとうございました!
じゃあ今度こそKnightsのステージをお楽しみください!



 
 
…もう大丈夫だよな』


瀬名「うん、ありがとねぇ」


その声を聞き、彩斗の元へ向かった


城崎「もうびっくりしたじゃん!何してんのさぁ!」


『あはは…ごめんって……でも、ライブ成功のためだから』


城崎「まぁ今歌えてるみたいだからいいけどさぁ…」


彩斗の声は聞こえているはずなのに、返事をする気になれなかった
Knightsのステージに夢中になっていた


城崎「……A」


『……凄いなぁ…やっぱり』


城崎「A、嘘を吐くのはもうやめたらいいんじゃないかな」


『…かっこいいんだよなぁ…レオも…"泉くん"も…』


城崎「…苦しいだけだよ……今のままじゃ…」






 
 
 
月永side


さっきAに「瀬名泉とあの曲を歌わせてほしい。今のままじゃ瀬名泉は歌えないから」って言われた

だからおれはその通りに動いた
今からMCだったから、その時間を使って


朱桜「…練習なさっていたのでしょうか…この曲を」


凛月「それはないんじゃない?セッちゃんはどうか知らないけど冬園のセッちゃん嫌いは本物だし」


鳴上「そうよねぇ…その割には息ピッタリなんだもの…」


月永「…あいつはセナのこと、そんなに嫌ってないと思う」


おれの言葉に、全員が驚く


凛月「冬園が嫌ってない?」


月永「話せば長くなるんだけど、あいつは元はセナのファンだったんだよ」


朱桜「瀬名先輩のfan!?あれだけ罵詈雑言を浴びせておいてですか!?」


鳴上「司ちゃん、"だった"のよ」


月永「あいつは嫌いたくないんだと思う…だけど、レンのことを最優先に考えちゃうから」


だから、今は心から笑ってる
だから手を差し伸べている
おれを支えてくれたみたいに


鳴上「王さま、出るわよ」


月永「あぁ…あいつらに負けないくらいの歌を歌ってやるぞ!」


出ていく直前に、Aと話している城崎が見えた
あいつがAの何なのか知らないけど


月永「…おれの邪魔しないでくれよ」


おれはAを助けるんだ

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作者名:天空の巫女 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TENMIKO/  
作成日時:2018年11月13日 18時

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