lie.16 ページ20
羽風side
時は遡り、朝
羽風「おはよ〜」
守沢「おはよう!羽風!」
羽風「うぅ…朝からもりっちの声は響くなぁ…」
瀬名「そうだよ守沢、うるさい」
最近この三人でいることが多いっていうかほとんどこれだ
羽風「そういえば昨日アイドル科の女の子に会ったんだよ」
瀬名「アイドル科…女の子……Aちゃん…だよねぇ」
守沢「アイドル科の女子か!?そんな奴いるのか!」
もりっちは放っておいて心なしかせなっちの表情が暗い
羽風「そうそうその子。せなっちのこと探してたよ」
瀬名「知ってる……ねぇ羽風、あんたあの子と話せる?」
羽風「え?そりゃ女の子なら話せるけど…」
瀬名「じゃあいつでもいいからどっかに呼び出してくれない?
話がしたいんだけど俺が言っても逃げられるからさ」
羽風「それって相当嫌わr…」
せなっちの今までにないほどの不気味な笑みを見て黙ってしまった
と、こんな感じの事があり
せなっちに頼まれてAちゃんに話しかけたのは良いけど、軽くあしらわれてしまったことを報告している
羽風「っていうか、せなっちが行けばいいんじゃないの?何で俺?」
瀬名「はぁ?俺が言ったら100%断られるからあんたに頼んだんでしょ」
羽風「だからってさぁ…」
守沢「俺が行ってこようか?」
瀬名「あんたは120%断られるから行くな」
羽風「俺でダメだったんだから無理でしょ」
守沢「そんなことはない!じゃあ今日の放課後行ってくるな!」
あんま期待はしてないけど、気になるから追ってみようかな
放課後、2-Bの教室前
結局せなっちと俺はついてきた
羽風「いや、マジで行くの?」
守沢「あぁ!行くぞ!」
勢いよく扉を開けた
守沢「アイドル科二年の…冬…冬…」
瀬名「冬園A!」
守沢「そう!そいつはいるか!」
名前も覚えずに乗り込んだことに驚きを隠せないんだけど
『えっと…私ですけど……何ですか?』
守沢「お前が冬園か?」
『だからそうだって言ってるじゃないですか…げ、羽風先輩に瀬名泉…』
瀬名「俺たち来ない方がよかったんじゃない?」
羽風「せなっち、もう遅いから」
俺たちが視界に入った瞬間にめちゃくちゃ嫌な顔された…
俺たちっていうかせなっちを…だけど
守沢「話がしたいと瀬名が言っているから一緒に来てくれ」
『お断りしますそれではさようなら』
瀬名「守沢あんたバカじゃないのぉ!?」
羽風「(;゚Д゚)」
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作者名:天空の巫女 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TENMIKO/
作成日時:2018年11月13日 18時