夜道のアイス ページ18
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あの日から2週間が経てば、私の生活は一変した。
あの女の仕事が夜の時間帯から日勤に変わり、家へは帰れなくなってしまったのだ。
もちろん今の私にとって頼みの綱は千尋しかいない為、毎日と言っていいほど千尋の家に入り浸った。
我が物顔で生活する私に、千尋は怒るどころか合鍵を作って渡してきた。
それには流石の私も驚き、一つ断りを入れても、
『お前が来た時に俺がいなかったらどうするつもりだよ。
また繁華街歩いて、男引っ掛けるのか？』
『なっ…、そんなわけないでしょ！』
『だったら持っておけ。
やましい物なんてないし、好きに使えばいい。』
との事で、私は千尋の恋人でもないのに合鍵を持つ関係が出来てしまった。
そんなこんなで、今日も私は千尋の家にいる。
ここへ来た時に千尋はバイトでいなかったけど、21時頃に帰ってきた。
部屋へ入るなり、ソファーに座っている私に驚くこともなく「なにか食う？」とキッチンへと消えていく。
2人で机を囲みながらご飯を食べて、順番にお風呂を済ませてソファーで互いに時間を潰す。
それで眠たくなったら眠るだけ。
前に私がソファーで寝ようとしたら千尋がベッドを勧めてくれた事があった。
『風邪ひかれたら困るし、迷惑。』と。
家主をソファーで寝かすのは無いなと思ったが、それ以来ずっとベッドを使わせてもらっている。
等々、ベッドまで我が物になったようだ。
それでもそんな毎日が、いつの間にか私には無くてはならない物になっていて。
「あれ？今から出かけるの？」
「煙草切れたからコンビニ行ってくる」
歯磨きを終え洗面所から出れば、玄関で靴を履く千尋の姿があった。
夜の風が中へと入ってきて微かに冷気を感じる。
「私も行く」
「…は？」
「アイス食べたいな〜って思ってたの！
ちょっと待って、上着取ってくる」
急いでリビングに行きソファーに掛けっぱなしにしていたブラウンのコーディガンを羽織った。
玄関に戻り、千尋と同様靴を履く。
「…歯磨きしたのにアイス？しかもこの時間に？」
「いーの。食べたい時に食べれるのって最高なんだから」
「ほら！早く行こうよ！」と鍵を占めている千尋へ一言声をかければ、きっつい眼が飛んできた。
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美樹菜(プロフ) - 赤司くんと黛先輩が好きなので、こういう小説見れて嬉しいです。これからも頑張ってください。 (2019年1月2日 23時) (
レス) id: a4e34be67d (このIDを非表示/違反報告)
黒路 - 結局最後まで自分に甘いだけですね夢主ちゃん。現実にいたら恋愛でも結婚でも長続きしませんね。 (2018年9月18日 7時) (レス) id: fa1a11a816 (このIDを非表示/違反報告)
羅夢(プロフ) - かふぇらぺさん» ありがとうございます！夏休み終わってしまいました...全然更新出来ず申し訳ないです...。 (2018年8月22日 18時) (レス) id: 56b708a054 (このIDを非表示/違反報告)
羅夢(プロフ) - ぴこさん» いつも感想ありがとうございます！！長い間更新出来ずにすみませんでした。 (2018年8月22日 18時) (レス) id: 56b708a054 (このIDを非表示/違反報告)
羅夢(プロフ) - 黒路さん» 黒路さん、初めまして！読んでもらえて嬉しいです。そうはっきり言ってもらえるのとってもタメになります！あがとうございます！！ (2018年8月22日 18時) (レス) id: 56b708a054 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羅夢 | 作成日時：2017年11月5日 14時
