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Episode.37 ページ14

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……何ということでしょう。


赤司くんに今日から数ヶ月間借りる部屋へ案内されて、「どうぞ。」って又もや紳士的な扱いをされときめいていたら、


部屋の中を見て思わず絶句。



なんちゅう広さや、おい。



白で統一されたこの部屋が何帖あるか何て考えたくもない…


置いてある家具なんて見るからに高級品。



「…こ、ここが私の部屋?」

「そうだが…あ、嫌だった?狭かったか?
もう一つ部屋あるからそっちに…」

「じゅ、充分だから!!
これ、元々置いてあったの?」

「いや、Aが来るからと特注しておいた。
手持ちが少なかったからかなり安物になるが、そこは許せよ?」

「は、はあ…」



と、さり気なくお金持ち感を漂わせる。


そうだった…この人、ほんっとに金銭感覚いかれてるって位にダメダメなんだった。



これが、セレブってヤツですか。


扉を開けて1歩入ったは良いものの、「ここ、入っても大丈夫?私場違いじゃない?」なんて思いが頭をグルグルと回り一向に足が進まない。

そんな私はさて置き、彼は持っていた私の鞄を、隅にあるアンティーク調のテーブルの上に置いた。



「俺、リビングにいるから
落ち着いたらこっちにおいで。」

「うん、ありがとう」



そう言い残して、この部屋に1人残された私。





と、とりあえず荷物だけ片付けなくちゃ…




鞄からある分だけの荷物を取り出し、ドレッサーやチェストに荷物を入れた。



「こんなもんかな…」



ある程度片付き、部屋一面が見れる様に後ろへ移動する。



はははっ…ここが今日から私の部屋……


現実感無さすぎて信じられない…



現実逃避したくて、壁にあった電気のスイッチで電気を消し、部屋を出てリビングに向かった。





.



「…まじか」



リビングのドアを開けて、これまた絶句。




ここはあの部屋とは違いモノトーンで統一されていて。


ゆっくり中へ入ってみれば、キッチンのカウンターのすぐ近くに大理石で出来たダイニングテーブルがドンッと置いてあったり、



L字型の黒のソファーの前には、又もや大理石で出来たローテーブル出現。


間を開けてテレビスタンドの上に大型のテレビがその存在を強調している。




…ああ、思わず目眩が。



「あれ?もういいの?」

「あ、大丈夫。」



ソファーに座っていた彼はそう言い、読んでいた物をテーブルに置いて立ち上がった。



それを見て今日何度目かの絶句。



…何処の国の新聞ですか。

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羅夢(プロフ) - yukakdonaldさん» そう言ってもらえると本当に嬉しくて心の支えになります^ ^ありがとうございます。 (2017年11月6日 20時) (レス) id: da06b6f43d (このIDを非表示/違反報告)
yukakdonald(プロフ) - 続きがすごい気になります!更新待ってます! (2017年11月5日 13時) (レス) id: 9b227061d2 (このIDを非表示/違反報告)
羅夢(プロフ) - KANAさん» 嬉しいです!!!本当に力になりますありがとうございます(^^) (2017年8月17日 16時) (レス) id: da06b6f43d (このIDを非表示/違反報告)
KANA - この作品 スゴく面白いです!これからも読ませていただきます!更新頑張ってください!! (2017年8月10日 18時) (レス) id: 3e35f2b141 (このIDを非表示/違反報告)
*。赤司 妃奈 。* - コメント読みました!私は、これからも、この作品を読むので続き頑張ってください!!応援してます^^ (2017年7月27日 14時) (レス) id: 97081c23e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:羅夢 | 作成日時:2017年6月5日 22時

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