運命なんかじゃ、ないんです。【歌い手小説】

008..ごめんなさい ページ9

「なんだ・・アンさんの・・」

「いやいやぁ、ありがとね、わざわざ。」


「――――////」


「あーあ、イケメンを3人も目にしちゃったから固まってる。」

「「お前も入ってんのかい。」」


だってだってだって・・

アンダーバーさんだよ、この人!!ぐるたみんさんだよ、この人!!

――――赤飯さんだって、この人――――!!


「あ、女の子。」

「灯油くん、嬉しいの?」

「えろるんの方が嬉しがってるじゃん、見ろ!!」

「はい!?え、ちょ・・」

先ほどの角から、更に二人の男性が出てくる。

そらるさん、灯油さん―――ウソでしょ・・。

夢過ぎて気絶する・・・・。

「・・・＾＾；」

「・・・アンさん、この子になんかしたの?」

「どうしてそうなるんですかー；；」

「いや、硬直してるから。」

―――ヤバい。喋らないと・・な、何を?・・えと、えと・・・

「――今日、頑張ってくださいね!!は、ハンカチ有難うございました!!」

―――もう無理だから。

ゴメンナサイゴメンナサイ。

人見知りなんです。年上の男性なんて、

しかも、いままで逢えないと思っていた人にいきなり逢ってしまって

私の胸は爆発寸前。


アンさん、ぐるさん、赤飯さん、灯油さん、そらるさん

どうか、変な子だと思わないで。

これ一回きりだから。もう会いませんから。


ごめんなさい←

009..舞台裏→←007..聖域です。

ラッキーアイテム

革ベルト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す