第66話 ふたりあわせの人間論 ページ17
『──先程は試合中にも関わらず、大きな声を上げてしまって……大変、申し訳ございませんでした』
幸村「ハハ、いいよ。俺も、少しからかいすぎたからね。お互い様だよ」
幸村さんがそう言ってくれても、試合中だった真田さんは───恐る恐る幸村さん越しに、真田さんのことを見上げれば、真田さんが「たるんどる！！」と、声を荒らげたため、私は思わず肩を震わせ、幸村さんの腕にしがみつく。
真田「常に冷静沈着なのが、お前のよいところだ。もっと精神を落ち着かせんか」
『す、すみません……』
肩を落として落ち込んでいると、幸村さんが私の頭を撫でてくれた。
立海は私の予想通り、真田さんが1ゲームも落とさず、5-0で六里ヶ丘に勝利を収め、準々決勝進出が決まった。試合後、幸村さんと真田さん、柳さんの立海ビッグ3と共に、青学と比嘉中の試合が行われているコートに足を運んだ。試合はS1まで進んでおり、手塚さんと木手さんの部長対決が行われていた。
手塚さんの凄さに、驚く青学のレギュラーの皆さんに、真田さんが「たわけが……」と口を挟んだ。
真田「同じ学校にいて分からんとはな！これが、本来の手塚の姿だ！」
青学の皆さんの視線がこちらに集まると同時に、周りにいた選手も、立海のビッグ3が揃っていることに騒ぎ出す。
越前「桃先輩……Aの隣にいる人って……」
桃城「あの人が立海大附属の部長、幸村さんだ！昨年の試合見たけど、強いなんてモンじゃないぜ…実力はあの真田さん以上…かも」
堀尾「ええーっ、立海の部長〜っ！！でも、何であの氷帝のマネージャーが立海の部長と一緒にいるんだ！？」
乾「データによれば、跡部の妹…跡部Aは幸村と付き合っているらしい」
堀尾「ええーっ！？」
越前「ふーん……」
幸村「久々だ……手塚のアレを見るのは」
『あれが……百練自得の極み──』
第67話 塗りたくったロマンスタイム→←第65話 うるわしき嘘に秘する美しさについて
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謙也LOVE - このお話に私の好きなテニプリビック３が出てる！！ビック３の３人は国光と謙也と弦一郎の３人です (2019年8月15日 15時) (
レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
セシル(プロフ) - 藍風陽鈴さん» 有難いお言葉ありがとうございます（；_；）夢主と幸村さんは書いててとても楽しいです(笑)他のメンバーともどんどん絡ませていこうと考えてます！また遊びにいらしてください！お待ちしてます！ (2019年3月13日 12時) (レス) id: 87ed51745e (このIDを非表示/違反報告)
藍風陽鈴(プロフ) - こんにちは幸村くんと夢主ちゃんのやり取りをニヤニヤしながら読んだり、他のメンバーのやりとりに笑っちゃったり楽しく読ませて頂いてます！続きがとても気になります！セシルさんのペースで全然大丈夫です！次の更新を楽しみにしてます！ (2019年3月13日 12時) (レス) id: 1ab08b88cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セシル
| 作成日時：2019年2月11日 20時
