もったいない系女子。 (ページ8)

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『里穂！ちょーやばい！花宮くんの連絡先貰っちゃったぁぁあ！！』

家に帰ってから私は早速里穂にlineでこう送った。

そしたら、すぐに返信が来た。

さすが暇人

『へぇー。花宮くんっだれっすか。笑』

あっ、知らなかったんだっけ？

『ごめん笑王子様の事でございます(*´ω｀*)』

『え！？マジ！？やったじゃんかぁ！！おめでとう！』

『ありがとう！』

こうやって、喜びを分け合えるのも親友のあかし。

文字だけじゃ伝わらない？

そんな事はもう通じないよ。

お互いを信じあってるって事はよくわかる。

もう、里穂大好きだ。

『でー？どうやって連絡先貰ったの？教えなさい！』

ちょっと強引なとこもあるけれど。

『んーとね？カフェ行って話してたらこーなった。』

『こーなったじゃ分かんないよ！笑もういいや、明日じっくり聞いてやる！』

そこで里穂との会話は終わった。

なんだかんだ言って里穂って最高。

そんなことを思っていたら突然の電話。

「誰だー？」

ケータイのディスプレイには【真】の文字

花宮くんだっ。急いで出なきゃ

「もしもし！？Aです！」

「ははっ、夜なのに元気いいね、俺は真だよ？」

「元気いいかな？…えっと用件は？」

「んー。これといったことは無いけど…強いて言うなら挨拶かな。」

「挨拶？そんなっ、わざわざいいのにっ。」

気も使えるんですね。

「いや、でも必要でしょ？相手に悪いって言うか。」

「私なんかに気なんて使わなくて良いのに…」

「なに言ってんだよ、ばぁか。もっと自分を前に出せよ？そしたら良いことあるかもしれないよ？」

あれ？口調が違う？

「う…うん！」

「それじゃぁ、夜遅いし？バイバイ。」

「うん！バイバイおやすみね！」

はわわ。

少し口調が変わりましたね…。

でもかっこいいです。

もうひとつ好きなところ見つけました。

たまに口調が変わる所です。

何を言ってもかっこいいけどね。