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「でっでも!」
一つ疑問になったことがある。
「あ?なんだよ、」
指と指の隙間から私を見る花宮君。
「委員会の時はっ、なんで、、女の子と歩いてたの、、、」
自然と涙が流れる。
「泣くなよっ…あれはな、委員会が思ったより早く終わって帰ろうとしたら同じ学年の奴に呼び止められたんだよ、一緒に帰って!って。俺学校じゃ猫かぶってるから断れねぇの。」
「そうなんだっ。」
今度は安心して涙が出る。
「あーはいはい、俺が悪かった。」
そう言って花宮君は腰をかがめて私の涙を指で拭う。
「んっ、ハンカチあるから大丈夫だよ。」
「なぁ、返事は。」
返事…そんなの。
「おっけーに決まってるよ。私だって花宮くんと同じ時に花宮君に一目ぼれしたんだよ。」
わたしがそう言うと、まじかよっ。と花宮君が一言。
「あと、俺言ってなかった。俺と付き合って下さい。」
さっきの壁ドン状態から体制を立て直し花宮くんはこちらに手を突き出す。
その時の笑顔はすっごく綺麗で
また惚れ直してしまう。
「はいっ、よろしくお願いします。」
突き出された手を私の手で包む。
包まれているのは大きさから言うと私かも知れない。
すると、花宮君はいきなり私の抱きつく。
「えっちょっ」
「わりぃ、今はこのままで居させて。」
「…うん。」
花宮君の腕は後ろに回り、
私の頭を撫でてくれる。
私は普通に立っているけど
花宮君は少し腰を屈めている。
なんか大変そうだから私は背伸びをして、
花宮君の首に腕を回す。
花宮君は驚いて顔を上げる。
…今なにげに距離近いんですよ。
その事が分かってしまった私は恥ずかしくて堪らないから手を離そうとする。
「ごめっ!わざとじゃないよ!ごめん!」
「わざとじゃなくても俺は理性が切れそうになった。このまま切れてたらどうなってたんだろうな?」
怪しく笑う花宮くん。
「わっ、分かんないです。」
「てか、王様ゲームの続きする?」
そう言って笑う顔もすっごくかっこいい。
きっと私は重症だ。
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そると_(プロフ) - エリーさん» ひゃっほぉー!!もらっとくねー! (2014年9月7日 11時) (レス) id: f1cd078256 (このIDを非表示/違反報告)
エリー - そると_さん» いいよ〜私も話したいです!! (2014年9月6日 20時) (レス) id: c5143fca01 (このIDを非表示/違反報告)
そると_(プロフ) - エリーさん» 碧とLINEやってる?アカウント貰ってもいい?色々話したいぜ!ww (2014年9月6日 15時) (レス) id: f1cd078256 (このIDを非表示/違反報告)
エリー - そるとさん» りょーかいです! (2014年9月2日 13時) (レス) id: ec63239e66 (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - へへへ、そーです!wwwネットなら敬語とか使わないでイイヨン(((o(´▽`)o))) (2014年8月28日 20時) (レス) id: b4ca0201c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そると_ | 作成日時:2014年7月13日 5時