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「Aー!!ごめんね!?本当にごめん!」
里穂が涙目になって謝ってくれたのは翌日の電車に乗るとき。
「ううんっ!里穂のおかげで花宮くんへの気持ちはっきりしたし、謝らないといけないのはこっち!ごめんね。私辛いことがあっても諦めたくないって思った。」
「A…無理はしちゃダメだよ。」
心配そうな顔をする。
「ありがとっ。無理はしないよ。里穂がいるからっ。」
私は里穂に向かって笑顔を見せる。
嘘偽りなんて無い。
本当の笑顔__
電車に乗っても私たちの話は絶えることはない。
もうすぐ、花宮くんが乗る駅。
心臓が、ドクドク言ってる。
メトロノームみたいに規則正しいけど、
いつもよりも早くて、、、
壊れそう___
「おっはよ!あっAちゃん来たんだー!」
里穂が狙ってる原君登場。
「おはよっ!一哉君昨日のテレビさ___」
里穂はどんな場所にでも合わせられるからすごいなって思う。
「Aちゃん、おはよう。」
聞こえたのは私の好きな人の声。
「おっおはよ!」
緊張しすぎて変な声になる。
恥ずかしい…
「ふはっ、可愛いじゃん。」
そう言って頭をなでてくれる花宮君。
私の顔はプシューっという効果音が鳴りそうなほど赤くなった。
これは私が勘違いすると思って撫でているの?
それとも花宮くんの意思?
別に期待なんてしてないよっ。
期待してどん底まで落ちるのは嫌だから。
「は…花宮君は、昨日いい事あった?」
私がそう言うと花宮君は考え込んでしまった。
「あっ、えっと、深く考えなくていいよっ。」
「__昨日会いたい人に会えなかったから寂しかった。」
えっ。
「えっ?花宮くん、好きなこ居るんだ。」
「わりぃ!今のは忘れろ!」
忘れろ?忘れろなんて言われても忘れれないよ。
失恋確定じゃん。
込み上げてくる涙を精一杯我慢した。
花宮くんたちが降りて、里穂と二人になったら我慢できなくなった。
「ふぇぇえ、、、里穂…花宮くん、好きな、子居る、んだって。」
「そっか、Aはよく頑張ったよ。どんな子だって言ってた?」
「昨日、花宮くんに、、あってない人、、、」
里穂が発した言葉は衝撃的な言葉だった。
「花宮くんの好きなこってAじゃないの?」
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そると_(プロフ) - エリーさん» ひゃっほぉー!!もらっとくねー! (2014年9月7日 11時) (レス) id: f1cd078256 (このIDを非表示/違反報告)
エリー - そると_さん» いいよ〜私も話したいです!! (2014年9月6日 20時) (レス) id: c5143fca01 (このIDを非表示/違反報告)
そると_(プロフ) - エリーさん» 碧とLINEやってる?アカウント貰ってもいい?色々話したいぜ!ww (2014年9月6日 15時) (レス) id: f1cd078256 (このIDを非表示/違反報告)
エリー - そるとさん» りょーかいです! (2014年9月2日 13時) (レス) id: ec63239e66 (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - へへへ、そーです!wwwネットなら敬語とか使わないでイイヨン(((o(´▽`)o))) (2014年8月28日 20時) (レス) id: b4ca0201c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そると_ | 作成日時:2014年7月13日 5時