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ズズッ ...
たまたまヒットしたさんまおろし蕎麦にカカシくんはメロメロで夢中で食べている。口にいっぱい詰めてもぐもぐしてて昇天しそう。うん。
「カカシお前本当にその蕎麦気に入ったんだなぁ。ほら、口にネギついてるぞ 」
「べ、別にっ、っん、そんなんじゃない...ゴホッ...!!!」
はははっ、っとサクモさんに指摘されはっとしてネギを拭いながら言うカカシくん。口の中いっぱいでつまらせてるから説得力ないよ。そんな少し意地悪な事を考えても私がつくった料理をそんなに気に入ってくれたのかと思うと嬉しくて頬が緩む。
「(まぁ余り物の有り合わせでつくった奇跡の組み合わせなんだけど...気に入ってくれたならいっか!)」
呑気な事を考えているとむせてしまっていたカカシくんか落ち着いた頃、サクモさんが柔らかな口調で話し始めた。
「いきなり話は変わってしまうのだけれど、Aちゃんはやっぱり1人で暮らしているのかい?ご両親はどちらに?話しづらかったら大丈夫なんだけど...」
やっぱり気になるよなぁというのがサクモさんからの質問に対しての素直な感想だ。でも、かなり遠慮がちに聞いているがそれ以上に心配してくれているのがサクモさんからひしひしと伝わってきた。
誰かに自分の事を話したり、心配してもらったりなんていつぶりだろうか。過去を振り返るのは胸の奥をきゅっと掴まれるような感覚に毎回襲われる。でも、この人達なら話してもいいかな。そう思った。
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エリンギの里(プロフ) - マエさん» 遅くなってしまいすみません!!!リクエストありがとうございます!これからどんどん消化していくつもりなのでよろしくお願いします! (2018年8月28日 7時) (レス) id: 261a460ea4 (このIDを非表示/違反報告)
マエ - はじめまして!この小説とっても好きです!リクエスト失礼します。「カカシくんとお昼寝」が見てみたいです! (2018年6月17日 21時) (レス) id: 635fab4d0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エリンギの里 | 作成日時:2015年4月12日 21時