たまたまさんま ページ4
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サクモさんとカカシくんはリビングで少し待っていてもらって、お昼ご飯作りに取り掛かる。
「(せっかく引越し蕎麦頂いたからお昼ご飯は蕎麦にしよう。あっ、でもただのザルそばじゃあな...)」
久々のお客様だから気合いを入れて作ろうと頭をぐるぐる悩ませる。今、家にあるのは大根・ネギ・豆腐・米...
「(すっごい微妙...。こんなんならちゃんと昨日買い出し行ってればよかった... )」
うんうん唸りながら台所をあさり続ける。すると、ふと近くの台にある皿に目がいった。たしかこれは昨日焼きすぎたさんまだったはず.....さんま...さんま!?
「(イける...!!!蕎麦の付け合わせはほぐした焼きさんまと大根おろしにしよう!!!)」
今日の私は運がいいらしい。神様ありがとう。
やっとメニューが決まり調理に取り掛かる。誰かの為にご飯を作るなんて久しぶりすぎて、包丁を持つ手が無意識に緊張していた。
ちゃんと美味しく作れるだろうか、喜んでくれるだろうか。緊張や不安はあったが誰かの為に料理をすることに当分忘れていたであろう、不思議な気持ちになった。
「あっ、やばい、久々に指切った. 」
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エリンギの里(プロフ) - マエさん» 遅くなってしまいすみません!!!リクエストありがとうございます!これからどんどん消化していくつもりなのでよろしくお願いします! (2018年8月28日 7時) (レス) id: 261a460ea4 (このIDを非表示/違反報告)
マエ - はじめまして!この小説とっても好きです!リクエスト失礼します。「カカシくんとお昼寝」が見てみたいです! (2018年6月17日 21時) (レス) id: 635fab4d0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エリンギの里 | 作成日時:2015年4月12日 21時