新しい顔 ページ11
カカシくんにあの手裏剣の使い方を教え始めてから1時間が経過した。
あの手裏剣はサイズは言わずもがな重量もそれなりにあるし、普通の手裏剣とは形状がかなり違うのでマスターするにはかなりのテクニックが必要だった。
木の葉の白い牙とよばれるサクモさんの息子なのでセンスありそうだなー。ぐらいにしか思っていなかったのだがここまで凄いとは思いもしなかった。
カカシくんは何とあの手裏剣をたった1時間ちょっとで大体のコントロールをマスターしてしまったのだ。まだ少々荒削りな所はあるがちゃんと真っ直ぐ飛ばせているし、長距離飛ばしても威力が落ちていない。充分に実践で使えるレベルだった。
ちょうど50メートル先位の木をぶった切ったカカシくんが一息ついて振り返った。
「どう?こんな感じで大丈夫? 」
「いや、大丈夫通り越してホント凄いから。うん。実践いけるわ、これ。」
私でも3日はかかったのに....!!天才じゃんか!!流石!!と心の中で半ば興奮気味に褒めちぎっていたら声に出ていたらしい。
「っ......、あ、ありがとう...。 」
マスクをしていたのでよく見えなかったがふい、と逸らしたカカシくんの頬はほんのりピンクに染まっていた。
「(照れてる......!!!) 」
会った時から、といっても知り合ってからそんなに月日は経っていないがいつも表情を変えないカカシくんの新しい表情がみれて私の心は歓喜に満ち溢れていた。どうしても頬が緩んでしまう。
「っもう!!可愛いなー!このやろー!!よし、疲れたと思うし丁度おやつの時間だから私の家おいで!なんかつくったげる!」
堪えきれずにわしわしと頭を撫でながらカカシくんの手を引く。
私の家で休憩をするという提案を聞いてカカシくんの表情がぱっと明るくなった。
「行きたい...、!」
以外と反応が良かったのに少し驚いた。そんなに私の家好きなのかな?と不思議にも嬉しくも思ったが今日のこの時までにたくさんの見たことのないカカシくんが見れたことが私はただただ嬉しかった。
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タイトルの新しい顔って、なんかアンパンマンみたいですね(どうでもいい)
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エリンギの里(プロフ) - マエさん» 遅くなってしまいすみません!!!リクエストありがとうございます!これからどんどん消化していくつもりなのでよろしくお願いします! (2018年8月28日 7時) (レス) id: 261a460ea4 (このIDを非表示/違反報告)
マエ - はじめまして!この小説とっても好きです!リクエスト失礼します。「カカシくんとお昼寝」が見てみたいです! (2018年6月17日 21時) (レス) id: 635fab4d0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エリンギの里 | 作成日時:2015年4月12日 21時