＿＿をする少女はハルタの妹？！ 〜番外編その2〜

王宮のある台地 ページ10

王宮のある台地の上空まで来る。
「じゃあ行ってくる」
マ「相手は幹部。気を付けろよい」
「分かってる」
飛び降りると、コロシアムの愉快なメンバーが先に戦っていた。
チ「お主は！」
キャ「どこから？！」
「上から」
メンバーが愉快すぎて何から突っ込んでいいのか分からないけど、見事にバラバラに戦っている。
「んー、統率力皆無ね。あんた軍師でしょ？なんとかならないの？」
ダ「無茶言うな」
「まぁいいか」
帯刀していた琥珀に一度手をかけるけど、琥珀を抜くまでもない。
…今のところは。

ハルタ視点
Aを降ろしてからマルコが向かったのは、唯一戦っていない長鼻のところ。
「お前戦わないのか？」
旧王宮の台地に着くとそう訊く。
ウ「うぉっ！なんだお前らか」
マ「何だとは失礼だねぃ。てめえらだけじゃ心許ないだろい？仕方ねえから守ってやるよい」
う「うおー！心強い！白ひげ海賊団の隊長二人がいてくれるとは！」
ヴィ「白ひげ？！」
ヴィオラだっけ？元王女。
ウ「サーシャは？」
「王宮のある台地。一人で行くって言ったから置いて来た」
ヴィ「そんな！シュガーが目を覚ましてるわ！」
「誰？それ」
マ「オモチャにする能力者だよい。長鼻とAとニコ・ロビンが気絶させたんだよい」
なるほど。っていうか。
「あんた何で分かるのさ？」
ヴィ「千里眼よ」
サッチが欲しそうな能力だな…。
ウ「…おれが狙撃する」
「んなバカな。イゾウやヤソップならともかくお前ができるわけ…」
ウ「やってみなきゃ分からねえだろ！」
やんなくても分かるけど…。
マ「失敗したら俺がひとっ飛びして片付けてきてやるから安心して撃てよい」
おいおい、やる気満々かよ…。
確かに見てるだけってのはつまらないけど。
「それより、登ってくる連中ぶっ飛ばしていい？」
マ「一般市民だぞ」
「海賊がそういう事言っちゃう？」
マ「やりたきゃ勝手にやれよい。ただ、何もしてねえ一般市民をぶっ飛ばしたとオヤジが知ったらどうなるかねい」
それは…。
「峰打ちなら…」
マ「…それならいいだろい」
ウ「白ひげって怒るとヤバいのか？」
ヤバいに決まってる。精神的なダメージも、身体的ダメージも。
マ「めったに叱られねえけどねい」
って答えたら長鼻は侍二号に頼んで何か書いてもらっていた。
「聞けよ！聞いたのお前だろ？！」
マ「ってか何だい？それ」
ウ「シュガーを気絶させるための道具さ」
「うっわ、下手くそ」
マ「おめえだって絵書けねえだろ」
「まあ」

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