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戦鬼として ページ9

王宮のある台地目指して走っている途中で大地が大きく揺れた。
「何?!」
そして、妙に高い声が聞こえて、拡声器を使っているのかと思ったら突然現れた巨大な石像が発していた。
「何…あの高い声…!」
マ「見た目にあってないねい」
ハ「…人間誰にでもコンプレックスはあるもんだよ」
「お兄ちゃんは何かあるの?」
マ「何となく分かるよい」
ハ「そうだね、オレはもっと身長と筋肉が欲しかったかな…」
そうすれば女装なんて似合わないだろうし、と言うお兄ちゃんはイゾウの存在を忘れている。でもイゾウは女装じゃないか。
「私ももう少し力が欲しい…」
ハ「Aはそのままでいいの!」
マ「ないものを欲しがってもどうしようもできねえだろい!」
「「でも…!」」
マ「諦めろ!」
ハ「…そうだね。先を急ごうか」
「…ん」
頷いて走り始めたけど、その足をとめる。
ハ「どうした?」
「よく考えればさ、走らなくてもマルコに乗っていけばいいんじゃないの?」
マ「てめえら最近人使いが荒いんじゃねえかい?!」
「「不死鳥でしょ」」
マ「てめえら…!あんな石像がいたら飛べるもんも飛べねえだろい!それに!てめえらこそ月歩で行ったらどうだい…?!」
「無駄な体力使いたくない」
ハ「マルコなら撃たれても平気だし、多少疲れた程度じゃ問題ないだろ?」
マ「あの石像がとまったら乗せてやるよい」
早くとまれ…!あっ!でもこの気配…。
「すぐとまるんじゃないかな?ゾロ君とルフィ君がいるし」
ハ「っしゃ!」
マ「っち」
しばらく待っていると、とまってくれたからマルコを不死鳥にさせて乗る。
マ「A一人ならともかくてめえは重いんだよい!」
ハ「うるさい!さっさと行きなよ!」
何だかこの島に来てからお兄ちゃんとマルコの仲が悪くなった気が…。
マ「この野郎…!」
飛び立つマルコ。いつ見てもいい眺め。
「高く飛びすぎないでよ」
マ「分かってるよい!」
マルコもイライラしてるし…。
「…ねえ、二人とも」
真剣な声に変えると、二人の様子も変わる。
ハ「何?」
「王宮の台地には私だけ行くよ」
ハ「そんなの許すわけ…!」
マ「まぁ待て。理由を言ってみろよい」
「マルコが言ったんじゃない。二人はオヤジの仲間だからって」
ハ「Aだって…」
「今だけは、戦鬼 サーシャでいさせてよ」
あの頃のように…。
マ「…分かったよい。ただし、無茶はするな」
「うん。ありがとう…」
ハ「無茶したら、麦わらやオヤジが許してもオレが許さないから」
「分かった」

王宮のある台地→←星



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シュケル - ヒロインも相手をいたぶるのが癖になりましたね!!!! (2016年12月25日 6時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
シュケル - それにしても驚きましたよねぇ!!!まさかルッチ達がCP0に昇格するなんて!!!! (2016年12月24日 17時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
シュケル - 他のリクも心待ちにしていますよ!!!! (2016年12月24日 10時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
シュケル - あなたはCP9がお好きなんですね!!!理由は何となくわかります!!!! (2016年12月23日 17時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
シュケル - なぜCPOを出そうと思ったのですか??? (2016年12月23日 9時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:焔彩 | 作成日時:2016年10月10日 20時

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