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温もり ※モビー視点第二弾 * ページ44

冬島の気候帯に入った僕ら。コートを着て甲板で海を眺めているのはA。寒いのが苦手なら部屋にいればいいのに、彼女はよく海を眺めている。
エ「A。外にいたのか。どうかしたのか?」
「別にどうもしてないよ」
エ「でもお前寒いの苦手だろ?」
エースが尋ねれば、Aは彼を手招きして隣に座った所を抱きついた。おっと…これはハルタがいたら大変な事になっていた。
エ「なっ…あっ…っ!」
顔を赤くして狼狽えるエースだけど、彼の顔はAには見えていない。
「やっぱりエースは温かいなぁ」
エースの能力は火。温かいよね。
ハ「Aー」
そこにAを探しにハルタとマルコが来た。そして二人の様子を見て固まるハルタと何となく状況を把握したらしいマルコ。
マ「A…寒いなら中に入れよい」
マルコはオヤジさんの次に付き合いが長い。彼は対応が大人だ。
「でもエース温かいし」
マ「おめえらはハルタを怒らせたいのかい?」
「お兄ちゃん…怒ってる?」
そこで正気に戻ったハルタが覇気を剥き出しにするとエースは肩をビクリと震わせた。エースはAから離れようとするけど離す気はないみたいだ。
ハ「取り敢えずエース、離れなよ」
ハルタと仲がいいのか悪いのかよく分からないエースだけど、彼はかなりの確率で被害者だったりする。Aから何かする事の方が多いからだ。
「ダメ、離れないで」
エースに巻きつけた腕のチカラを強くすると彼の顔は更に赤くなっていく。
ハ「A!」
「嫌よ!だいたい!エースばかり虐めないで!」
ハ「オレはAの心配をしてるんだ!」
「余計なお世話よ!」
繰り広げられる口論にため息をつくマルコと状況に頭が追いついていないエース。
マ「落ち着けよい。二人とも。一旦冷静に…」
「「うるさい!」」
息の合ったその声にマルコの額に青筋が浮かぶ。
マ「てめえらいい加減にしろよい!!」
自分たちよりも強いであろうその覇気に口を閉じる。
「「…はい」」
エースが一番の被害者だ。
ハ「勘弁してくれ…」
「マルコの覇気は痛いから嫌」
口々に呟いてハルタは覇気を抑えてAはエースから離れる。
「エースはほんと温かいよね」
それに何か言おうと口を開きかけるがすぐに閉じる。
僕には分かってしまうんだな。エースの言おうとしている事。
自分よりもこの僕らが温かいとでも言うつもりだったんだろう。
エース、君ももうその中に入っているんだよ。

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シュケル - ヒロインも相手をいたぶるのが癖になりましたね!!!! (2016年12月25日 6時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
シュケル - それにしても驚きましたよねぇ!!!まさかルッチ達がCP0に昇格するなんて!!!! (2016年12月24日 17時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
シュケル - 他のリクも心待ちにしていますよ!!!! (2016年12月24日 10時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
シュケル - あなたはCP9がお好きなんですね!!!理由は何となくわかります!!!! (2016年12月23日 17時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
シュケル - なぜCPOを出そうと思ったのですか??? (2016年12月23日 9時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:焔彩 | 作成日時:2016年10月10日 20時

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