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雷獣と白ひげ ページ27

私の話をオヤジは楽しそうに聞いてくれた。そして話題は、ライアンの事に移る。
「オヤジってライアンと知り合いなんでしょ?どこで知り合ったの?」
オ「初めて会ったのは20年以上前だ。たまたまあの島に上陸してな。そこで少しの間世話になった」
「ちょっと待って!何年前って?!」
オ「20年以上前だ。俺が白ひげ海賊団を結成する前の話さ」
「へー…ってそうじゃなくて!彼何歳よ?!」
オ「さあな。あの頃はえらく冷たい目をしたガキとしか思ってなかったから知らねえな」
でも20年以上前の時点で子供か…。いや、オヤジならそこそこ歳いっててもガキって言う時あるし…。ってかその時から全然変わってないじゃない…。でも冷たさは磨きがかかってるわよね…。
ラ「白ひげと初めて会ったのはおれが9歳の時だ」
突然後ろからライアンの声が聞こえて驚く。
ラ「当時はまだゴール・D・ロジャーが偉大なる航路を制覇する以前で、あの島に訪れる外の人間など珍しかったからな。よく覚えている」
ゴール・D・ロジャー…エースのお父さんが偉大なる航路を制覇したのは確か25年前だっけ?だから最低でも34は超えてるわけか…。
「意外と歳いってるのね…」
ラ「逆に幾つに見えた?」
「…30くらい?」
ラ「悪いがこう見えても貴様よりは12も歳上だ」
って事は36か…。
オ「目が気に入って海に連れて行きたいと言ったら全力で反対しやがった」
ラ「当たり前だ」
「何で子供を連れて行こうとするの…?」
しかも目って、冷たい目をしてたんじゃなかったの?私ならそんな子供絶対嫌だわ。
オ「細かい事は気にすんな!」
気になるけど。
「そうだ、ライアンって海賊嫌いじゃないの?」
ラ「なぜだ?」
「サボ君に初めて会った時に海賊に支配されてて仲間を何人も殺されたって聞いたから…」
ラ「確かに海賊は嫌いだが、全ての海賊が嫌いというわけではない。貴様のようなバカは嫌いではないし、中には白ひげのような海賊もいるからな」
「ライアンって時々サラッと人を貶すよね」
ラ「貴様ならどれだけ貶しても罪悪感はないしな」
「酷い!」
オ「お前らは仲がいいな」
「「どこが!」」
声がハモって互いを見合う。
「私はライアンなんて…!」
オ「嫌いじゃないだろ?」
図星で何も言えなくなる。
オ「言葉でどれだけ偽りを言っても心は正直だ。見てれば分かる。お前もな、ライアン」
ラ「余計なお世話だ」
私を強くしてくれたライアン。
一度も面と向かって言った事はないけど、本当はとても感謝している。

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シュケル - ヒロインも相手をいたぶるのが癖になりましたね!!!! (2016年12月25日 6時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
シュケル - それにしても驚きましたよねぇ!!!まさかルッチ達がCP0に昇格するなんて!!!! (2016年12月24日 17時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
シュケル - 他のリクも心待ちにしていますよ!!!! (2016年12月24日 10時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
シュケル - あなたはCP9がお好きなんですね!!!理由は何となくわかります!!!! (2016年12月23日 17時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
シュケル - なぜCPOを出そうと思ったのですか??? (2016年12月23日 9時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:焔彩 | 作成日時:2016年10月10日 20時

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