【3*黒バス】泣くな、笑え笑え。【虹村修造】

。守りたいと思うこと ページ41

【虹村side】



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渾身のプロポーズだったのだ、あれでも。




正直、糸電話の最中は内容なんて全然頭に入ってこなくて、ずっと
『“俺の苗字あげるからAの名前ください”……なんか笑われそうだし、かと言って“恋人やめたい、夫婦になりたい”なんてのも俺の柄じゃねえし…！！薔薇持つとか似合わないって笑われそうだし……！！』
って、悶々と考えていたのも、まだ記憶に新しいほうだ。




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永遠を誓うなんて、中学生のあのときは冗談半分でも荷が少し重かった。



だけど、今なら。




大学生になった今はもう、違う。




声も、見た目も、中身も色々と大人になっていたAを見た瞬間、
何よりも最初に『守りたい』という単語が出た。




『俺が、コイツを、一生』



『守って生きたい』




そう、思ったのだ。





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今日は結婚式前日。




きっと、明日のAはいつも以上に綺麗なんだろう。







俺の腕の中で幸せそうに笑っているAを、ぜんぶを。





＿＿愛したい、
なんて歳の数だけ薔薇を片手に言えば、Aはキザだと笑うのだろうか。




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