【3*黒バス】泣くな、笑え笑え。【虹村修造】

。甘酒に酔う ページ15

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＿＿帰り道。



「あー、甘酒飲みたかったー！」



空いているほうの手を少しぶんぶんと振ると、「子どもか(笑)」と修造にツッコまれる。

子どもですよまだまだ。色んな意味で。
否定しませんできません。



「そういう修造は、オカンか！」


「いやだってお前、甘酒飲んだらすぐ酔いそうじゃん」


「飲んだことないからわかんない！」


「だから余計に心配なんだよ････。」



Aはアルコールに弱そう、という修造。
まだそういう歳でもなければ両親が飲んだくれというわけでもないし、自分では分からないけれど。



「とかいう修造も実は弱そうだよね」



「あ、赤司は強そうだよな」



自分の話題になったら唐突に話を変えやがりましたよ奥さん。
まあ確かに赤司くんは(色んなことに)強そうだけどね！！



「･･まぁ、こんな話題は成人式過ぎてからでいいよね」


「あ、それ言おうと思ってたわ」




さりげなく、何気なく“これから先も一緒にいてね”なんて女の子らしい意味付きだったんだけど
修造は分かって『言おうと思ってた』って言ってくれたのかな。
どっちでも嬉しすぎて叫びそうだけど。



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「じゃ、またな」


「うん。冬休みもあともうちょっとだし、ｶﾞｰｯと勉強がんばる！」




じゃあね、と手を振って二人とも家の中へ入っていく。


修造を信じていられるから、がんばれる。まだまだいける。



まだまだ続く―――。



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