【NARUTO】初恋は叶えるもの【木ノ葉丸】

女子的考察 ページ5

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「そうそう！この前ヒヨが4つも年下の男の子に熱烈に告られてたんだけどね！」

「えー？！なによその話！詳しく聞かせなさいよ！」


いのとヒナタとたまたま一緒になったから甘味処でお茶をしてたら、この前の告白劇を思い出して、ふたりにも意見を聞こうと口にしてみれば、いのが興味津々に目を輝かした。ヒナタも、言葉にはしなかったけどソワソワと気になってるみたい。やっぱり、女子は恋バナが大好きね！


「木ノ葉丸っていう火影様の孫なんだけどね」

「火影様の孫！？エリートじゃない！」

「それが全然なのよ。なんたってナルトの弟子だって言うんだから！」

「な、ナルトくんの、」

「ナルトの！？そりゃ、エリートかは怪しいわね…」


ヒナタはナルトの名前を聞くだけで赤くなってるし、いのは顔をしかめた。ふたりの分かりやすいリアクションに思わず笑ってしまう。


「それがね、ヒヨも、満更でもなさそうなのよね...」


あのヒヨが。そう呟くと、ふたりは目を丸くして口をパクパクさせてる。またしても、分かりやすいリアクションだ。でも、無理もない、か。だってヒヨは、


ーサクラはサスケの事が大好きなんだね。とても、素敵なことだと思う。その気持ち、大切にしないといけないね。

ー私の好きな人...？うーん、みんな好きだよ。カカシ先生も、サクラもサスケもナルトもみんな。わたしの大切で大好きな人達だよ。

ーみんなの幸せそうなとこを見てると、わたしも幸せな気持ちになれるんだ。だから、みんな幸せになってほしい。


こういう子だから。こっちが心配になるくらい、自分の事を考えない。だから自分に向けられる好意にも疎い。ていうか、自分に好意が向けられる事なんてありえないと思ってる節がある。正直、あそこまで他人の事しか考えないのは病的だと思う。お人好しとかそういうレベルじゃない。



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