転生トリップしたら、ぬら孫の世界へ！？三章 (ページ26)

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<企>大晦日奮闘記2 ページ26

ぎゃーぎゃー

うむ？騒がしいな…

「おい、うるさいぞ！何をしておる！」

「か、鴉天狗様～！」

小妖怪が泣いてワシの近くへ来る。

墨でイタズラされた顔で。

「どうしたのじゃ、その顔は」

「姫様が…姫様が～！！」

「あっははははは！！」

………

姫は一体何をしておるのじゃ、

墨と筆を持って

「じゃんけんして負けたらイタズラってルールで遊んでたら、姫が無敗で～」

・・・は？

「そ、それだけか？」

「鴉～！」

姫がこちらにやってきt「じゃーんけーん」

えっ！？

「ほいっ！」

………負けてしまった。

「わーい！じゃあ鴉天狗！」

「な、なんですか…な…」

べちゃっと顔に筆が置かれた。

「なっ…なにをするのですか姫～！！」

「あはは！うーん、黒だから目立たないな……」

よしっ、じゃあもう一戦！とじゃんけんを始めようとしたとき、ぐえっと声をあげた。

「姉さん、なにやってるの？」

「おお！リクオ！！」

リクオ様！！我らの救世主！！by.一同(Aにイタズラされた)

「リクオ！じゃーんけーん…」

「は？じゃんけんなんていいから戻るよ」

と言って、リクオ様はA様の襟をつかんで行こうとする。

「ええー、いいじゃん別に～。なっ！一回だけ！」

「行くよ」

…………とても低いトーンで言った。

これは我らも驚きました。

さすがに押されたのか、A様は「はい…」と言ってずるずると廊下を引きずられて行った。

ふぅ…なんとか助かったが……

宴までに墨を落とさなければな

そう言ってワシは、洗面所へ向かって行った。

全く……こんなことも、今年限りにしてほしいわい。