2 温泉 ページ37
まあ、それからすぐにほこら見つかったんだけど……
殴ろうとしてた『妖怪先生』が、めっちゃ汚いおっさんだった!!
近づかなくてよかったぁ〜。
それから梅若丸の話をしたり、牛鬼になった理由を話したり……
それにここ……やっぱり牛鬼の山だから……危ないな…リクオは感ずいたらしい。さすがオレの弟!!
それから爪を見たり、つららは青田坊へ連絡してたり、巻と鳥居は帰ろうと嘆いたり……色々あった。
でも、一番不思議なのがあのおっさん。夜は危ないと言っていたのに、山をおりて行った。もう日が沈む頃なのに……操られてるとしか……思えない。
in.別荘
キラキラ キラキラ
「……何この別荘……超成金じゃねーか」
「ふふ…さぁおまちかね。この奥が特製の温泉だよ。女の子たち…先に思う存分入るがいい」
「「うあああーーーーすっごーーーーい
豪華すぎる〜〜〜」」
「さっそく入ろー!!行こーぜカナ〜〜つらら〜〜A〜〜」
「おう!」
あれ、つららがいない。ああ、妖怪探しにリクオが行くからついていったのか。
「フフフ…フ…あーー来てよかったぁーー
妖怪とか全然興味ないけどォ。この別荘気に入っちゃったぁーーさっすが清継くん。もう一生ついてくーー」
巻はそんなことを言って、足をパシャパシャさせている。
でも確かにこの温泉は気持ちいい。襲われるのはゴメンだけど、来てよかったと思う。
するといきなり、カナが立ち上がり、出ていってしまった。
……ん?
ザプ…
「どしたの?ゆら、A」
「いや……なんか視線を感じて…」
「私もです」
「え!?うそまじで
あいつら〜!!のぞき?」
いや、リクオはのぞきはない。逆に顔真っ赤にすると思う。
「ちょっと…いるならでてきなさいよ。島〜」
すると妖怪が柵を壊して入ってきた。
くそっ…ここじゃ、変化もできねぇし……
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作者名:桜 | 作成日時:2015年2月27日 20時