検索窓
今日:10 hit、昨日:25 hit、合計:180,395 hit

3 知ってた ページ18

「おじいちゃんになんか
ぜんぜん…似てないよー!!」

ダッと駆け出し、部屋からリクオは出ていってしまった。

「リクオ!!」

オレもリクオを追い掛けて、部屋から出た。

ああ、そうだ。清継(ワカメ)に妖怪は悪者で、クラスのみんなに存在を否定されたんだっけ……

「若!!風邪をひきますよ」

とリクオに雪女は声をかけるが、ほっといてよ!!と言って、近づけようとしない。

「あ、A様……あの…」

「うん、なんとか、言ってみる。」

庭にポツンと立っているリクオにオレは声をかける。

「リクオ」

「………」

それでもリクオは返事をしない。

「リk「お姉ちゃんは…知ってたの?」え?」

「お姉ちゃんは、妖怪が皆、あんな奴らだって……知ってたの?」

……どう答えよう…

「………「答えてよ!!」」

「……ああ、知ってた。」

その答えに、リクオは目を見開く。

「でもな、リクオ「嘘つき!!」…え」

「なんで教えてくれなかったの!?妖怪は英雄<ヒーロー>なんかじゃなくて、人間を襲う奴だって!!」

「……」

「ボクと一緒に……かっこいいって…言い合って……嘘つきなお姉ちゃんは……大っキライ!!」

「っ!……」

オレはうつむいて、ゴメン、と言った。リクオに……嫌われた……
泣いているところなんか……見られたくない。

オレはすぐにリクオに背を向け、自分の部屋に向かった。

「ハァッ…ハァッ…」

あの総会の内容……そろそろガゴゼが仕掛けてくる。

何とかして…止めなくちゃ

4 答えて→←2 いやだ!!



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (50 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
149人がお気に入り
設定タグ:リクオ落ち , ぬら孫 , 鯉伴生存   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2015年2月27日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。