4 答えて ページ19
リクオside
ボクが大広間から出て、庭に立っていると、お姉ちゃんが声をかけてきた。
「リクオ」
それでもボクは、返事をしなかった。
もう一度、ボクを呼ぼうとしたとき、ボクは口を開いた。
「リk「お姉ちゃんは…知ってたの?」え?」
ボクはお姉ちゃんの方を向いた。さっきの質問で首をかしげている。
「お姉ちゃんは、妖怪が皆、あんな奴らだって……知ってたの?」
ボクの質問に、お姉ちゃんは黙っている。
っ……
「答えてよ!!」
するとお姉ちゃんは観念したかのように、口を開いた。
「……ああ、知ってた。」
っ!やっぱり……お姉ちゃんも……
「でもなリクオ「嘘つき!!」…え」
お姉ちゃんの言葉を、遮った。
「なんで教えてくれなかったの!?妖怪は英雄<ヒーロー>なんかじゃなくて、人間を襲う奴だって!!」
お姉ちゃんは、また黙ってしまった。
「ボクと一緒に……かっこいいって…言い合って……嘘つきなお姉ちゃんは……大っキライ!!」
「っ!」
あっ……
大キライの言葉に、お姉ちゃんは、うつむいてしまった。
「ゴメン」
「あ、おねえちゃ……」
……お姉ちゃん、泣いてたな……ボクが…泣かせちゃった……
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作者名:桜 | 作成日時:2015年2月27日 20時