永遠のキスは星に【赤司征十郎】

プロローグ ページ1

ねえ。



キミは、

本当の輝く星たちを見たことがある？




いつか、見てほしい。



あんなに美しいものを知らないなんて、

凄くもったいないから。





キミはその美しい星たちを見て、

何を思い、

どう言葉に表すだろう。







たくさんの星が集まり形作られる星座も、

それはひきつけられる。





でも私は一つ一つの星について考えてみるのが好きだった。





あの星はどんな思いであんな光りかたをしているんだろう、


とか、




いつ生まれたのだろう、


とか、




あとどれぐらい、

あの空の奥、宇宙で、




輝いていられるのだろうか、


とか。







星に感情はないかもしれないが、


想像してみたら、前より星が、一つ一つの星が美しく見える。






それに、この地球上で生きることを続けられなくなったら星になるというのは、




あながち間違っていないと思うから。









愛しい人へ。









空を見てみて。








もし星が見えたら、


そんな想像をめぐらせながら、





なぜあの星はあんな光りかたをしているのか、








考えてみてください。









私のために。

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