いつだって、君は。【センラ】

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家の中に駆け込む。


久々に全力で走ったせいで足は限界を迎えており、玄関にそのままへたりこむ。
そのまま、ずっと耐えていた涙もぼろぼろと溢れ出てきてしまった。


なんでこんなに自分は子どもっぽいんだろう。
昔から変わらない、センラが大人で、私が子ども。

あんなの、私がただ上手くいかずにセンラに八つ当たりしただけじゃないか。
ごめんなさい、と本人に届くはずもないのにうわ言のように呟く。

……諦めどき、なんだろうか。



どんなに苦しくても諦めてこなかったけど、センラにとってはいい迷惑だったかもしれない。

センラは私と過ごすよりも、もっと楽しいことがあるのかもしれない。



本当にあるかどうかもわからない『もしも』を考え始めたら止まらなくなってしまう。
頭の中で、嫌な予感だけがただただ浮かんでくるばかり。



分からないよ、センラ。


嫌いなら突き放してよ、嫌いって言ってよ。



センラの意図なんて数年前からずっと分からない、それでも、好きだった。


その思いは、ムダだったのかもしれない。

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