17日目 ページ18
全力疾走で10分、ようやく見慣れたマンションが見える。
やっと坂田先輩に会える、話し合いがどうなったのかは知らないけど、とにかく、坂田先輩に会いたい。
急いで鍵を開け、中に1歩足を踏み入れる。
ああ、やっぱり落ち着く。
見慣れた光景にほっと一息つくが、いつもは出迎えてくれる坂田先輩がいない。
｢坂田先輩……？｣
いない、というわけじゃない、坂田先輩はまだこの家にいる。
でも、なんで出てきてくれないのだろうか。
私がなにかしたのかな、浦田先輩と何かあったのかな。
リビング、キッチン、洗面所。
探し回ったけどどこにも坂田先輩はいない。
そして私は、1つの扉の前に立っている。
坂田先輩の、自室。
ここに来てしばらくしてから坂田先輩が自由に過ごせる空間として一室を貸していた。
逃げ出す様子もないしいいか、と思って今までこの部屋に入ったことはない。
でも、いるとしたらここしかないよね……？
ドアノブに手をかけ、恐る恐る開ける。
電気はついていないため、とりあえず電気をつけようと部屋の中に入るため数歩踏み出した時だった。
足元に、なにかある。
気付いた時にはすでに遅く、バランスを崩してそのまま倒れてしまった。
怪我はないものの痛みを感じ、体を起こすと、部屋の壁にたくさんの何かが貼られてあることに気付く。
｢……え、これ、って｣
壁に貼られてあるそれは、全て私が写ってある写真だった。
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*叶愛菜** - うわあああ!好きっ!(語彙力) (2019年2月15日 18時) (
レス) id: 04e70c44c5 (このIDを非表示/違反報告)
つぼみ - 普段の坂淡には味わえないヤンデレが見えて、とても引き込まれました1いつかでいいので、さかたんの優しい甘酸っぱい、そんな小説を読みたいです！ (2018年10月27日 15時) (レス) id: af4d084e07 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいたろう(プロフ) - ありがとうございます！これからも他のお話等頑張って下さい(^^) (2018年8月28日 20時) (レス) id: 142b9ac1f9 (このIDを非表示/違反報告)
史緒(プロフ) - ゆいたろうさん» 嬉しい言葉ありがとうございます！頭の中で考えてはいたのですが結局書かずにいました笑感謝の気持ちとして、番外編という扱いでそちらをまたちまちま付け足そうと思います、ゆっくりお待ちください！ (2018年8月27日 23時) (レス) id: ed6dc68708 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいたろう(プロフ) - 凄く面白くて完結してもずっと読み返してます！そこで気になったのですが、14、15、16日目で本編では志麻さんと主人公のシーンになっていますが、坂田さんとうらたさん、センラさんがいる家ではどのようなやり取りがあったのでしょうか？今更でごめんなさい！ (2018年8月27日 22時) (レス) id: 142b9ac1f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：史緒 | 作成日時：2018年8月11日 0時
