検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:5,937 hit

5 ページ5

トントン

「彩さま、ナホです。」

「はい」

「勉強中失礼します。
 昼食の準備が整いました。
 今日は午後の用意があるので小食堂です。」

「分かった、すぐ行くね。」



ふぅ、もうお昼か。

丁度切りもよくなったし行きますか。


あ、『ナホ』は私専属の侍従。

優しくて頼りになるお姉さん的存在なの!





・・・・・・・・・・

小食堂に行くと、既に兄が食事をしていた。


「あ、お兄ちゃん。
 あれ、1人?他の人は?」


「皆奈子の方に行ってるからな。
 お前も奈子の方は出ないだろ?」


「うん、お兄ちゃんこの後どうするの?」


「本当は外に出たかったけど、今日は他国の王子が来るからっていつも以上に警備が厳しくなってる。これで俺が街になんか行ったら国中がすげぇ騒ぎになるし、皆が自由に行動出来なくなる。」


「確かに。
 …お兄ちゃん優しいね。」


「・・・ご馳走さま。」

さっさと自分の部屋に戻っちゃった。


照れてる照れてる。




 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

〜ん、美味しい!

シェフの作る料理はどれも最高。

奈子の婚約者の方も喜んでくれると良いな♪





食後の紅茶タイム…


「彩さま、お手紙が来ております。」

「誰から?」

「それが、差出人の名前が書いてないのです。」

ひっくり返してみたが、確かに何もない。


でも、この封筒どっかで見たような…


…あ!


「もしかしたら、和彦かもしれない!
 彼、いつも私に手紙を送るときこの菜の花色の封筒を使っているの。何か急用で名前を書き忘れたのかも。」


そう私が解釈すると、ナホはホッとしたように自分の仕事に戻っていった。





・・・・・・・・・・

部屋に戻って直ぐに封筒を開けた。





……………ん?


なに、これ………



 ____________________

  Dear Princess AYA

 
  本日の午後6時30分に

  貴女のハートを頂きに参ります。

  風と共に現れ…

  ベルの音と共に消え…

  それは貴女のココロに残るだろう。


  *合わさるものは世界に1つ*


  From T
 ____________________



これって、、、所謂『予告状』っていうの?


『T』って誰?


和彦じゃないね…


私の知っている人の中には……


あ、1人…





『黒木貴和』





いや、彼は違う気がする。

臣といるし、感だけど、彼の場合予告せず行きなり来そうなんだよね。





どうするべきか…

6→←4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (15 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
12人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

brume - なんなさん» ありがとうございます!楽しんでもらえて私も嬉しいです(o’∀`)♪これからも宜しくお願いします!! (2019年7月16日 20時) (レス) id: 5cf405873d (このIDを非表示/違反報告)
なんな - 面白かったです!なんか、中身が新鮮でドキドキ、ワクワク感倍増です!最新がんばって下さい!応援しています (2019年7月15日 13時) (レス) id: 9359a1f9be (このIDを非表示/違反報告)
brume - みなみ@Project KZ隊長さん» ありがとうございます!応援してもらえて凄く嬉しいです(*´∀`)更に面白いストーリーに出来るようKZの要素を上手く含みながら発展させていきたいです!! (2019年7月8日 21時) (レス) id: 5cf405873d (このIDを非表示/違反報告)
みなみ@Project KZ隊長(プロフ) - なんか新感覚ですっごい面白かったです、!お姫様系大好きなんですよ〜!設定がちゃんとしていて中身に入り込みやすかったです!更新頑張ってください! (2019年7月8日 18時) (レス) id: adba53847b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:brume | 作成日時:2019年7月7日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。