薬師高校野球部のマネージャーさんは超厳しいみたいです (ページ44)

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第40話【真田SIDE】ページ44

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なんだ…俺の思い込みかよ…
めっちゃ恥ずいじゃん

自分が情けなくて片手で顔を覆う

頭を抱えたくなるぐらいだが監督と仲良く走る姿見ないですんだし…まあ良しとするか

あ｢っていうか！お姫様だっこして走るとかありえない！恥ずかしい！｣

真田｢その方が速いと思ったし仕方なくね？｣

あ｢だからってお姫様だっこする！？｣

真田｢有言実行｣

あ｢そんなの聞いてない｣

真田｢言ったって、多分｣

あ｢言ってない！｣

真田「いいだろ別に。減るもんじゃないし」

あ「そういう問題じゃない！」

あ…凄い顔赤ぇ…
そんな姿見たらいじめたくなるもので…

Aの腕を引っ張って俺に近づけさせる

あ「っ！？」

あかい顔でびっくりしたようにこっちを見るの姿を見た瞬間満足気な気分になった。

顔を近づけると戸惑ったようにギュッと目をつぶるA

…そんなのキスしてくださいって言ってるようなもんだろ。マジで無防備

無防備なAの耳元で囁くように言う

真田｢顔赤いぞ？そんなに恥ずかしかった？｣

あ｢な…っ｣

真田｢恥ずかしかったんだな～｣

あ｢ば、馬鹿なの！？｣

真田｢まあまあ、そう怒るなって｣

顔を覆って恥ずかしがるA
すげえ可愛いんだけど

あ｢つ、次騎馬戦でしょ？行かなくていいの？｣

真田｢やっべ、忘れてた｣

完全にいまAのことしか考えてなかった
我ながらコイツのこと好きだなーって思う

あ「しっかりしてよね」

真田「なに？応援してくれるんじゃねえの？」

あ「ちゃんと応援はするけど」

向こうの方で「真田ー！」と俺を呼んでる声が聞こえるけどまだ2人でいたいなとか思ったり

あ「ほら呼んでるよ？」

真田「…仕方ねえか」

あ「頑張ってきてね。怪我したらダメだよ」

真田「分かってるって。それじゃあ行ってくる」

あ「頑張れ！」

俺はお前の応援があればどんなことでも頑張れるよ

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