薬師高校野球部のマネージャーさんは超厳しいみたいです (ページ43)

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第39話【真田SIDE】ページ43

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真田「ははっ…」

今回のお題もマニアックなやつばっかだな…
Aのやつ大丈夫か？

《第二走者の方は…》

お、次Aの番じゃん。
さて…どんなお題が出るか楽しみだな

真田｢あれ？なんかあいつこっちに走って来てね？｣

三好｢俊平を迎えに来たんじゃねーの？｣

真田｢それはないだろ｣

まあ本当にそうだったらかなり嬉しいけど
その前にお題が気になる

あ｢俊！｣

三好｢ほらな｣

真田｢マジでお迎えみたいだわ｣

あ｢俊！監督知らない？｣

｢｢｢え…｣｣｣

この場にいる全員の声が揃った気がする

真田｢え、俺じゃねーの？｣

あ｢うん｣

即答だし、まさかの監督…

真田｢か…監督？｣

あ｢そう、知らない？｣

真田｢…知らね｣

俺じゃねーのかよ…
なんだよ監督って、ムカつくな

あ｢えー、じゃ探しにしかないと…｣

監督を探しに行こうとするAの腕を掴んで止める

あ｢え、ちょっ俊？｣

真田｢探しに行かなくても俺がいるだろ｣

あ｢はい！？｣

真田｢探し物交代な｣

あ｢え、そんなの聞いたことないっていうか監督じゃなきゃ駄目なんだけど！｣

真田｢問答無用｣

あ｢なんで！？｣

ゴチャゴチャ言うAを放っておいてゴールを目指す
まあ普通のゴールの仕方じゃないけどな

あ｢きゃっ、な、何を…っ｣

真田｢ん？何って…お姫様だっこ？｣

あ｢下ろして！｣

真田｢悪いな無理だわ｣

きゃー！
おおーー！

《おーっとこれは…っ！Ａコース天宮さん借り物に持たれてます！これは反則となるのでしょうか！？》

《いや借り物と一緒なので有りとしましょう》

真田｢あんま暴れてると落ちるぞー？｣

あ｢ちょっ、待って！速いし怖いいい！｣

真田｢体力はあるもんで｣

《ゴーーール！Ａコース白組天宮さんが借り物の真田くんに持たれてゴール！》

あ「な、なんか別の意味で疲れた…」

テンションが下がってるAになんで監督を連れていこうとしたのかを聞くと

あ「あーお題が賞味期限が切れている人だったからこれは監督しかいない！って思ったんだけど…」

「まさかアンタとゴールするとは」と苦笑いでこっちを見るA
たしかに間違ってはいないな

あ｢これで俊連れてくるとかおかしいでしょ？｣

真田｢あーそれは確かに｣

監督｢おい！それどういうことだ！｣

あ｢監督は色んな意味で賞味期限切れてる…｣

監督｢それは酷過ぎるんじゃねえか！？｣

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