薬師高校野球部のマネージャーさんは超厳しいみたいです

第3話 ページ5

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雷市「先輩…あの、す、素振り…」


雷市から話しかけてくれるの珍しい
この子何気にコミュ障だからね

っていうかやることいっぱいあるんだけど
―――まあいっか、こんな機会なかなかないし


あ「素振りね？わかった、ちょっと待ってて」

雷市「ｺｸｺｸ)」

真田「雷市ーあんまりA使うなよ？コイツやること多いんだから」

雷市「…っ！！す、すいませ…っ」

あ「え！いや大丈夫だよ？…ちょっと俊！」


めっちゃ悲しんでるじゃない！
なんか可哀想になってくる！


真田「やること多いだろ？」

あ「そうだけどさ…」

真田「お前のことだし最後まで残ってやりそうだからな」


……バレてるし
そりゃ間に合わなかったら残ってやるつもりだったけど！


あ「それより明日試合だけどちゃんと練習したの？相手はあの市大三高だよ？」

真田「大丈夫だって」

あ「ほんとかよ…明日絶対勝ってよね」

真田「当たり前だろ？」

あ「先発じゃないと思うけど」

真田「…応援する気あんのかよ！」

あ「雷市も頑張ってね」

雷市「カハハハ!!!!!!打つ!!絶対打つ!!!!!!」

あ「聞いてないなあれ」


さっきまでのコミュ障はどうした


真田「お前もよろしくな」

あ「もちろん」

監督「お前らなんやかんやで仲いいよな」

真田「そうn「そうですか?」オイ！」

あ「ん？」

真田「そこはそうですって言えよ！」

あ「…仲良かったっけ？」

真田「えっ、俺らって仲良くねぇの？」


苦笑いでこっちを見てくる俊
……そうだなあ


あ「わかんない」
真田「おい」

三島「先輩やることしなくていいんすか?」


―――あ、


あ「しまったああ！あんたが引き止めるから！」

真田「俺のせいかよ」

あ「他に誰がいるのよ」


監督「うんうん、仲良いな」

秋葉「親目線ですね」

監督「親目線じゃねえ！楽しんでるだけだ」

秋葉「殺されますよ」




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