薬師高校野球部のマネージャーさんは超厳しいみたいです

第35話 ページ39

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【体育祭当日】


ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ

《第30回薬師高校体育祭を開催致します!!》

ﾜｰﾜｰ


はい やって来ました体育祭
あれ？なんか早くね？と思ったあなた！
…心の中で留めておいてくれた方が助かります


あ｢はぁ…｣

真田｢こらこら溜息ついてると幸せ逃げちゃうぜ？｣

あ｢もう幸せ逃げてる気がする…｣

真田｢ご愁傷様だな｣

あ｢うるさい｣


何故私がこんなにテンション低いかというと…


あ｢なんで二人三脚俊とペアなの。女子がよかった｣

真田｢おいおい そこは喜ぶとこだろ？｣

あ｢黙れナルシスト｣

真田｢ひでぇな｣


俊と私どれだけ身長差あると思ってるの
絶対に私の股裂けさせるつもりだよね
勝ちを諦めてるよね、見せ物だよね

ちなみに私の出る競技は
借り物競争、二人三脚、クラス対抗選抜リレー

俊の出る競技は
100ｍ走、二人三脚、障害物競走、騎馬戦、クラス対抗選抜リレー

大変だな俊平くんよ
まぁ頑張れ


真田｢そういうことはちゃんと俺見て言ってくれねえの？｣

あ｢え、｣

真田｢声に出てた｣

あ｢うそ…｣

真田｢ホント。ほらほら｣

あ｢わー真田くん応援してるー頑張ってー｣

真田｢…その棒読みはなにかな？｣


俊は私が棒読みで応援すると言うと苦笑いをしてそう言いながら私の頬をつねる


あ｢いひゃい…ひゅねるな｣

真田｢心込めて言えよー｣

あ｢わかっひゃわかっひゃから!!｣

先生｢真田と天宮ー！イチャついてないでさっさと並べ！｣

真田｢はーいすいませーん｣

あ｢いたた…イチャついてないし…｣


これのどこがイチャついてるように見えるの、
私がイジメられてるようにしか見えないよね？


真田｢ほら行くぞA｣

あ｢あ、待ってよ！｣


―――


雛｢ホント仲良いよね２人は｣

あ｢そうかな…｣

雛｢むしろ付き合ってない方がびっくり｣

あ｢付き…っ！？そんなわけないでしょ｣

凪｢私的には付き合って欲しくないけど｣

雛｢えーAと真田くんお似合いだけどな〜｣

あ｢そういうの大声で言うのやめてくれない？｣

凪「今開会式に入場するために整列してるからね」


そう、だから今まだ始まってないけど皆集まって整列してるんです。
他の生徒も喋ってる人多いしザワザワしてるから大丈夫だと思うけどさ



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