薬師高校野球部のマネージャーさんは超厳しいみたいです

第19話 ページ23

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《2アウトランナー1･3塁 打席には薬師のエース真田君！》


「おおおお」
「守り抜くぞ！！」
「打たせてこい！」
「らああ ねじ伏せろ！」


俊…頑張れ…っ


ガシャン！
主審「ファール！」


真田(…思ったより球威あんじゃん) ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ


カッ
主審「ファール！」


あ(真っ直ぐ2球で追い込まれた…)

真田(ヤベ…そろそろカーブ来るかも)

監督(ゴチャゴチャ難しく考えるなよ真田…お前はセンスで打てセンスで！！)


「追い込んでますよ丹波さん！」
「次で決めましょう！！」

「結果は気にすんな〜！」
「思いっきり振れ！俊平！！」


丹波さんが放った３球目…


ガッ


「「！！」」

((((う…後ろに逸れ――))))

あ「っ！？」


右腕で止めた…！？なんて無茶なこと…


「い…今右腕で…」
「ああ…」

監督(体じゃ間に合わねぇと見て咄嗟に右腕を差し出しやがった…根性入ってんぜあのキャッチャー…)

真田(今の球…明らかに指に、引っかかってたよな。あんなワンバンの後カーブは投げづらいだろーし…やっぱこの人だって緊張してんだ――…)

丹波(大丈夫…投げ急ぐな…後ろにはみんなもいる…今の自分にできることだけやればいい！)

丹波「ぶしっ」


パァン！！


《三振ー！！真田君手が出ず！！一点差と迫った薬師の前に青道のエース丹波君が立ち塞がる！！》


「うおおお」
「しゃああ」
「らあああ！」

あ「…っ」


正直この回で同点に追いつけなかったのは痛い
このダメージは凄く大きい

俊もそろそろ限界近いだろうしやばいな…


【8回裏 青道高校の攻撃】


《あ〜〜！と…止まらない！！8点目ー！！エース丹波を援護する増子、御幸の連続タイムリー。ここまで青道打線を1点に抑えてきた真田君ですがここへ来てついに捕まったァー！》

御幸(球威もかなり落ちてきてる…これならあと2〜3点は取れるな…降谷…同じ投手だ。お前がとどめを刺せ――)


《7番レフト降谷君》


「俊平ー踏ん張れー！！」
「打たせていこーぜ！！」
「1アウト1アウト！」
「頑張れ！」
「まだ1イニング残ってるぞ！！」
「俊平ー！」


大丈夫、まだ終わってない。
まだ攻撃は1イニングある――


《ゲッツー！！このピンチ最後は得意のシュートで切り抜けたー！！》


「しゃあ」
「ナイスピー真田先輩！！」
「真田ー！！」


《点差は3点 残すは最終回のみ。薬師の打線がどういう攻撃見せるのか》


最終回、頑張れ皆




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