薬師高校野球部のマネージャーさんは超厳しいみたいです (ページ21)

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第17話ページ21

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【3回裏青道高校の攻撃】

ピッチャー三野に変わって真田

あ(…俊はマウンドに上がったら人が変わったような顔つきをするからなあ、それほど野球に集中してるんだと思うけど)

出てきてすぐにデッドボールはないわ

沢村「いきなりどこ投げてんだあの投手！ガードに当たったからよかったものの！！」

倉持「お前が言うな」

春市「うん…栄純君に言う資格なし」

「よーしこれでランナー1･2塁！」
「一気に行こーぜこの回！！」

監督(あのバカ…いきなりピンチ広げてどーすんだよ。まあ…あの攻めの投球がアイツのいい所ではあるんだけどな)

真田(ヤベェ…次は要注意人物の1人じゃねぇか)

《6番キャッチャー御幸君》

俊…集中しなさいよ
一也はランナーいる時ホントに強いんだからね

一也は必ず甘い球を狙ってくる
アイツもそこそこ性格悪いからピッチャーが一番嫌がることどんどんしてくるよ

御幸(この場面…最悪なのは外の球を引っ掛けてゲッツー…無理に引っ張りにいかず狙いはショートの頭上。シュートだろうがストレートだろうが甘く入ってきたら打つ！！)

一也の顔が本気だ…狙ってくる！

御幸(来た甘いコース！タイミングバッチリ―――)

カキン

御幸(な･･･)

あ「さすが、ナイス俊」

真田「ほっ。セカン！」

パン

福田「ファースト！！」

パァン！

「おっしゃあああゲッツー！！」
「ナイスピッチ」
「ナイスボール真田ァー！」

雷市「さすがサナーダ先輩！」

「ナイスピー」
「真田ァ！！」

監督「やるじゃん」

真田「ども！」

ベンチに帰ってきた俊は皆に褒められてたんだけどさ？なんかニヤニヤしながらこっち見てない？

…気のせいだよね？よしスコアに集中しよう

真田「おいおい気づいてただろ？」

あ「…なんでしょーか真田くん」

真田「俺ピンチのところ抑えたんだけど？」

あ「そーですねー」

真田「ちょっとぐらい褒めてくれてもいいんじゃねえの？というか褒めて」

あ「はいはいナイスピッチ」

真田「気持ちがこもってねえ！」

と笑いながらネクストに向かう俊

あ「勝ったらいくらでも褒めてあげる」

真田「それは勝たなくちゃいけねえな」

あ「頑張れ」

真田「任せとけ」

この試合…絶対勝とうね

真田(負けねぇよ一年には！！)

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