【暗殺教室】男装少女は今日も素を出せない Part8【歌い手】

☆304時間目☆ ページ32

〜そらる side〜



あれから7年が経った。まぁ、その間色々あった。俺とまふまふでユニットを組んだし、天月はライブで踊りとかパフォーマンスに力を入れるようになったし。でも、何よりはーーーー。





Sou「A、明日、そんなに緊張してる？？？怖い？？」




『そりゃ両方に決まってるじゃん。こんな大きい会場でのライブだし、それにーーー』




磯貝「多分そろそろ思い出すとは思うけど…………な、前原？？」


前原「そうだな。明日はほとんど揃う日だからちょうどいい機会のはず。」



『なんかごめんね。私らのために大事な明日の顔合わせ前に見に行かせて…………』




磯貝「まあ鍵持ってるの俺だからどのみち俺が行かないと始まらないからな。」





そう、この2人はどれだけ複雑だったか。歌い手としては悠馬や陽斗と4人で"Crescent"っていうグループを組んで、まあ元から人気だった4人が一気に人気になった。4人で既に大きい会場を何度も満員で埋めている。でも、たった1つ、元から知り合いだった悠馬と陽斗をのぞくE組全員に忘れられた。最初は「誰かいないような」から始まったけど、4月に入るまでには完全に2人は元からいないようになっていた。





だからこの7年間、俺やまふや天月、悠馬と陽斗でなるべく支えた。そんな2人が、壊れないように。悠馬や陽斗と4人で組むことを進めたのは天月だし、2人が付き合っていることを公表する、すなわちゆず塩の性別も明かすことを提案したのは俺。今回のこのライブに誘ったのがまふだ。ちなみにこのライブに出るのは俺ら以外だと浦島坂田船だ。





そらる「ま、そんなに心配しなくても大丈夫だろ。なんか気まづくなればどうにかしてくれるよ、まふと天月が。」




まふまふ「なっ！！その時はもちろんどうにかしますけども！！！」




天月「まあまあ、とりあえず今日は早く休んで明日に備えること！！それが一番！！」



『あはは、そうかもね。じゃ、おやすみ！！』

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