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Aが森達と相対しているとき
太宰はポートマフィアの地下室で拘束されいた。
「相変わらずの悪巧みかァ？なァ、太宰」
「げっ」
「こりゃ最高の眺めだ。１００億の名画にも勝るぜ」
鎖で繋がれた太宰を大層愉快そうに見て居るのは、ポートマフィアの五大幹部中原中也だ。
黒手袋にチョーカー、帽子。華美な服装ではないが身につけているのは凡て一級品。
やれちびっ子マフィアだの、やれ青鯖だの、次々出てくるのは互いの悪口。
太宰がポートマフィアにいた頃からのやり取りだ。
太宰がはぁ…と溜息をつきながら手首をクルンッと回すと手錠が外れる。
「そういやぁ…手前の他にも
探偵社員がポートマフィアに来てるぜ」
「…」
「確か、綾目Aって云う女だ。」
俺が此処に連れてきたと中原が云うと、太宰が行き成りドスの利いた低い声を出した。
「何もしてないよね…」
「！…俺は首領命令に従っただけだ」
太宰が気にかけている女ってどんな奴だ…と密かに好奇心を抱いた中原。
｢人虎がどうとかの話なら芥川が仕切ってた｡奴は二階の通信保管所に記録を残してる筈だ｣
｢あ､そう｡予想はついてたけどね」
｢てッ…………用を済ませて消えろ｣
｢どうも｡でも､ひとつ訂正｡
今の私は美女と心中が夢なので君に蹴り殺されても毛ほど嬉しくない｡悪いね｣
｢あ､そう……じゃ今度自'殺志望の美人探しといてやるよ｣
｢中也……君は実は良い人だったのかい?｣
｢早く死ねって意味だよバカヤロウ
云っておくが太宰､これで終わると思うなよ｡
二度目はねぇぞ｣
中原が立ち去ろうとしたら太宰が呑気な声で
「違う違うな〜んかー忘れてなーい？」
と態とらしく云う。
中原は心底嫌そうな顔をしたあと。内股で階段を登り振り返ると、
｢2度目はなくってよ!」
お嬢様言葉で叫んだ中原の声だけが地下室に響いた
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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御影(プロフ) - 綾田さん» コメントありがとうございます！ (2023年1月10日 7時) (
レス) id: e37802ecfa (このIDを非表示/違反報告)
綾田 - 夢主がめっちゃかわいいっ！？です。どんな子なのかな？と読み進めてたら、好みドンピシャで……マジかわいいです。ありがとうございます。 (2023年1月9日 21時) (レス) @page13 id: 9d196278d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御影 | 作成日時：2022年5月29日 22時
