検索窓
今日:3 hit、昨日:7 hit、合計:136,687 hit

seigaku.09 ページ9

部活が終了し、Aは帰る準備をしていた

「Aちゃん、送ろうか?」

「ううん、大丈夫!ありがとう周助君」

「そう?気をつけて帰ってね
今日は観に来てくれてありがとう。
いつでも見学に来てよ」

「うん、また来るね」

不二は帰るため、テニスコートを出ると…

「あ、あの!不二先輩っ」

「ん?君は…よく練習を観に来てくれてる子だね
今日も来てくれていたんだ」

「は、はい!あの…ちょっといいですか?」

「あーうん、構わないよ」

不二と年下の女の子は何処かへ行った


「告白かな」

「誰が誰にだ」

「わ…手塚君、びっくりした…」

背後から突然声をかけられた


「すまない。で…誰が誰に告白するんだ」

「あれ〜?手塚君気になるんだっ」

「……少しな」

「後輩の子が、周助君によ。結構モテるよね」

「なるほどな。いつも水飲み場の近くで観ている、
ロングヘアーの女の子だろう」

「そうみたい」

腕を前に組んで話す手塚


「これは明日聞いてみないとね!」

「そ、そうか」

「うん。それじゃあまた明日ね、手塚君」

とAは手塚に手を振る。が…


「待て」
「え?どうしたの」

「その……もう結構暗いな」

「うん、そうだね」

19時前なので暗くなっている


「よければ、一緒に帰らないか?」

「…!」

手塚からの誘い、Aは驚いた


「確か、方向同じだろう。一人で帰るのは危ない」

「だ、大丈夫よ。襲われることなんてないし…
今まで何回もこれくらいの時間に帰ってるから」

不二は帰る方向が逆だが、手塚は同じ方向だった


「……すまない、やはり強制だ」

「え?」

「帰ろう、水野」

手塚は意外にもAの手を引き、校門を出た



(………手塚、抜け駆けだよ
同じ方向だから仕方ないけどね…)

戻ってきた不二はちょうどその光景を見ていた



***

「手塚君て意外と強引なんだね」

「そうだろうか…」

「フフ…」

「強引な男は…嫌いか?」

「ううん、嫌いじゃないよ」

一人分の間隔を開けて横に並んで歩く手塚とA


「水野、お前にずっと聞きたいことがあったんだが」

「ん?なーに」

「お前の両親は…スポーツ用品メーカー、
MIZUNOの社長さんだったりするのか?」

「へ?」

Aの名字は水野なので、
手塚は単純にそう思っていた。

「ずっと気になっていたんだ。
俺はこの通りMIZUNOを愛用している」

自分の靴に視線を向けた手塚


「フフフフ…」

「ん?なんだ」

Aは思わず笑ってしまった

seigaku.10→←seigaku.08



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (70 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
212人がお気に入り
設定タグ:青学 , テニプリ , 手塚国光   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- 声のほうの小説も続きが見たいです… (2020年7月18日 0時) (レス) id: 8e11450e23 (このIDを非表示/違反報告)
yukinem(プロフ) - 更新ありがとうございます!!!楽しみにしています! (2020年5月22日 23時) (レス) id: 306a0f46b6 (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - うたプリ大好き?さん» お返事遅くなりました!少しずつ更新していきます!ありがとうございますっ (2020年5月22日 23時) (レス) id: 4e969b708c (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - yukinemさん» お返事遅くなりました!ありがとうございます!! (2020年5月22日 23時) (レス) id: 4e969b708c (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています!更新停止状態のままですが更新はされるのでしょうか? (2020年1月16日 2時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:touko. x他1人 | 作成日時:2019年6月7日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。