seigaku.08 ページ8
Aは痙攣も治まったので、
手塚と一緒にテニスコートに戻った
「A！」
「Aちゃん、大丈夫？」
「すまなかった水野」
「乾汁、強烈でしょ？」
「俺のスポーツドリンク、飲んでいいよ〜！
お口直しに！」
上から麻沙美、不二、乾、リョーマ、菊丸が
それぞれ話しかけてきた
「ありがとうみんな。大丈夫だから
乾くんも、もう気にしないで？」
「だが…」
「いいから！」
「A、ほんっとごめん！」
「大丈夫よ麻沙美。容器が一緒なら分からないわよ」
「A〜〜っ」
「わっ、麻沙美ってば…！」
ぎゅうっとAに抱きついた
「今度からドリンクの容器にはそれぞれ、
自分の名前を書いておけ」
という手塚の言葉に皆返事をした
「ほい、Aちゃん
俺のスポーツドリンク飲んでいいよ！」
「いいの？菊丸君」
「うん！」
容器はストローが刺さっている
因みに乾のも刺さっていた
「なに抜け駆けしようとしてるんだい？英二」
「え、どういう意味？不二」
「だってそれって、間接キスだよ」
またも不二はそんな事を言うものだから
菊丸は戸惑う。そういうつもりは全く無かった
「どうしたのよ周助君。それ言うなら…
私、乾君と間接キスしちゃってるじゃない？」
「そ、そうだな」
(間接キス……か)
手塚はそう思うと何故か少しだけ顔をしかめた
乾は若干顔が赤くなる
その表情を不二は見逃さなかった
「……確かにそうだね」
「不二、何故そんなに気になる」
手塚の質問
「そーそー！別に間接キスなんか、
ぜーんぜん気にしてなかったよ！ね？Aちゃん」
菊丸の言葉にAも菊丸のボトルを飲みながら共感する
「うん、周助君気にしすぎ」
「そりゃあ気にするよ…(好きなんだから)」
それを見ていた桃とリョーマは
〈あれはもう大好きなんスね〉
〈だな、一目瞭然だよな…
多分、乾先輩は気づいてるだろうよ〉
〈そうっスね。手塚部長は気づいてないっスよきっと〉
そのとおりだ。手塚は気づいてない
自分が何故顔をしかめたのかも解っていない
「さあ、練習の続きだ。油断せずに行こう」
「「はーい」」
皆、練習に戻った
ベンチで練習の様子を見ていた
「あーん、手塚君ほんとかっこいいっ」
「そうだね。麻沙美、メロメロ？」
「うん！もう何もかも素敵よね〜っ
Aはどう？誰がいい？」
「え…」
「だから〜テニス部で誰がいいの？」
「うーん…わ、わからない」
「不二君て言うと思った！仲いいじゃない？」
「まあそうだけどね」
Aは不二ではなく、手塚がいいのだが
言えなかった
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赤 - 声のほうの小説も続きが見たいです… (2020年7月18日 0時) (
レス) id: 8e11450e23 (このIDを非表示/違反報告)
yukinem(プロフ) - 更新ありがとうございます！！！楽しみにしています！ (2020年5月22日 23時) (レス) id: 306a0f46b6 (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - うたプリ大好き?さん» お返事遅くなりました！少しずつ更新していきます！ありがとうございますっ (2020年5月22日 23時) (レス) id: 4e969b708c (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - yukinemさん» お返事遅くなりました！ありがとうございます！！ (2020年5月22日 23時) (レス) id: 4e969b708c (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています！更新停止状態のままですが更新はされるのでしょうか？ (2020年1月16日 2時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：touko.
x他1人 | 作成日時：2019年6月7日 20時
