第20話 月と太陽 ページ21
虹村修造は白月Aを知っていた。
正確に言えば、Aの存在は知っていたが、名前は知らなかった。
《帝光女子バスには天才と呼ばれる存在がいる》という事は知っていた。
同時にもう一つのことも知っていた。
《天才は孤独だった。孤独のバスケをしていた》
彼女が同じ女子バスのメンバーからハブられていることも知っていたし、チームのメンバーが彼女の望む《太陽》となる事ができていないことも知っていた。
しかし、虹村は関係ないと考えていた。
彼女は女子バス、自分は男子バスケ部の主将だ。
関係があるとしたら同じ学校のバスケ部という事ぐらい
A「紫原!パス!」
紫原「OK〜。ちゃんと決めてよね〜」
たった今、目の前で白月Aがシュートを決めた。
彼女の才能はすごい。
しかし、虹村はその才能になにか疑問を感じていた
なんなのかわからない。
なにかおかしなものが胸に引っかかっている感覚だ。
虹村(…これはいったい)
ピピッ〜!
試合終了のホイッスルが鳴り響き、虹村はそれで我にかえった。
掲示板を見ると40−44
白月のチームが敗北した。
A「…あちゃ〜。負けちゃったか」
紫原「うわぁ…」
A「ごめん…紫」
紫原「紫?」
A「そう呼んでいいかな?」
紫原「いいよ〜!」
A「ありがと」
青峰「オマエすげぇな!」
A「そんな事無いよ…いい試合だった」
白月が楽しそうに笑っているのを見て、虹村は胸に突っかかっているモノを考えるのをやめた。
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リアイザ(プロフ) - まいめろん(´・ω・`)さん» はじめまして!ありがとうございます。嬉しいです〜!これからもよろしくお願いします! (2013年12月27日 17時) (レス) id: 388f51b8a2 (このIDを非表示/違反報告)
まいめろん(´・ω・`)(プロフ) - 初めまして!
この作品、凄い面白いです!
更新楽しみに待っています! (2013年12月27日 16時) (携帯から) (レス) id: 8d463bc731 (このIDを非表示/違反報告)
リアイザ(プロフ) - 花火さん» ありがとうございます!嬉しいです!更新がかなり遅いですが、これからもよろしくオネガイします! (2013年12月27日 14時) (レス) id: 388f51b8a2 (このIDを非表示/違反報告)
花火 - 私もこの小説大好きです!大変でしょうが頑張ってください! (2013年12月26日 15時) (レス) id: bd56d6e1df (このIDを非表示/違反報告)
リアイザ(プロフ) - ななめこさん» ありがとうございます!更新遅くなると思いますが、どうぞご贔屓に! (2013年12月10日 22時) (レス) id: 388f51b8a2 (このIDを非表示/違反報告)
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