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【Aside】
その後、近くの路地に入り追手を巻いた
だが、以前高杉くんに腕を掴まれたまま、
何処かに連れていかれている
『な、なぁ高杉くん
これ何処に向かってるん？』
高杉｢あ？
てめぇが食いてェっつったんだろ｣
『ん？
………あ、かき氷？……マジで奢ってくれるん？』
さっきの会話と全く関係の無い言葉に
一瞬思考が停止した
今雰囲気的にそんな流れになるとは思って無かったわ
連れてかれるがままに路地から出てみれば、
静かな道に出た
どうやら少し街から外れた所まで来ていたらしい
ま、江戸城近くで高杉くんと甘味屋なんて
気が気じゃ無いし丁度良いか
『お、あそこ甘味屋ちゃう？』
高杉｢……ん｣
『……？』
少し遠くに小さな甘味屋があるのを見つけ、
其方を指差して高杉くんに声を掛ければ
高杉くんは一瞬眉を動かした後歩き出した
………なんか気に食わんかったんか？
高杉くんの顰めっ面を気にしつつ、
甘味屋へ足を運べばおばちゃんが顔を出す
｢おや、いらっしゃい｣
『こんちはー
おばちゃん、かき氷とかあらへん？』
｢あら、丁度さっき氷が切れちゃったのよ
お団子ならあるわよ〜｣
『やって、高杉くん
団子奢ってもらってもええ？
アンタは何食べるん？』
高杉｢好きにしろ、俺ァいい｣
『んん〜………、
じゃ、お団子三本お願いします〜』
｢はいよ〜｣
そう言って奥へ引っ込んで言ったおばちゃんを見送り、
外にある椅子に座る
時間も時間だし、
人が居なくて丁度ええな
『………』
高杉｢………｣
｢はい、お団子三本ね
ゆっくりしていって〜｣
『あ、おおきに〜』
高杉｢………｣
そして隣に腰掛けてきた高杉くん
何故か先程から視線を凄く感じる上、
無言なのでめちゃくちゃ気まずい
会話しようや
『……よっ
おら、美味いか？』
高杉｢ッ………何しやがる、｣
『甘い黒蜜でも食べれば、
その眉間の皺も和らぐんちゃうかなって』
痺れを切らして高杉くんの口に団子を突っ込めば、
じとっと睨まれる
眉間の皺もっと酷くなってもうたな
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岬影 - 明けましておめでとう御座います。。これからも頑張ってください。 (2023年1月1日 8時) (
レス) @page28 id: c8b8308491 (このIDを非表示/違反報告)
か。(プロフ) - 村瀬さん» ありがとうございます〜！ゆっくり更新していきますので気長にお付き合いください〜 (2022年11月13日 16時) (レス) id: 15a41b8b93 (このIDを非表示/違反報告)
村瀬 - バラガキ篇…！更新頑張ってくださいね🤲 (2022年11月13日 12時) (レス) id: 518be6f384 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：か。 | 作成日時：2022年11月12日 23時
