437 ・ ページ18
【Aside】
此方を睨みつつも、
口に突っ込まれた団子を食べ始めた高杉くん
……ちゃんと食べてくれるんやな
高杉「……甘ェ」
『アンタは甘いもんそこまで食べなさそうやもんな
銀時を見習う必要は微塵も無いけど、
高杉くんもたまには糖分も取った方がええで』
高杉「…………」
『いやすまんて』
銀時、という単語を出した途端
団子の串がミシッと音を立てた
よう耐えたな、その串
高杉「……お前ェのその変な渾名は何とかならねぇのか」
『ん?渾名?』
高杉「……
なんで俺だけんな呼び方してんだ」
『いやあの天パは無理やり呼ばされただけや
万斉の方は何となくやけども』
高杉「変えろ、今すぐ」
『えぇ……?』
さっきも言った通り、
銀時は本人から無理やり変えさせられただけや
桂くんや坂本くんも高杉くんと同じ呼び方なんやけどなぁ
ま、本人が嫌なら変えるけども
『んじゃ、なんて呼べばいいん?』
高杉「今の呼び方以外だったら好きにしろ」
『んじゃ低杉、』
高杉「……」
『………いやすまんて
刀向けるほどでも無いやん』
好きにしろっつったんは何処のどいつや
ワガママ姫が
ま、高杉くん以外って言ったら、普通に
『……晋助?』
高杉「……」
『え、ダメやった?
……おーい、晋助〜?』
ぷいっとそっぽを向いた晋助
ま、さっきみたいに文句も言われてないしいっか
高杉「……さっきまで泣きそうな面してたのは
何処のどいつだ」
『えっ何?
いきなり冷たい刃が飛んできたんやけど』
高杉「うるせェ
……おら、食ったんならとっとと行くぞ」
『えぇ……?
あ、おばちゃんご馳走様でした〜』
「はいよ〜
またいつでもいらっしゃい〜!」
スタスタと歩き出した高杉くんについていく
にしても、
『(…………なんか頭痛いな)』
晋助に瞳を覗き込まれてから
白い光が弾けてから
この感覚には微かに覚えがある
……思い出せない
高杉「おい、何してんだ」
『あ、すまん』
少し離れた所で晋助が怪訝そうに此方を見ていた
慌ててその背中に追いつく
……ま、その内治るか
601人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
岬影 - 明けましておめでとう御座います。。これからも頑張ってください。 (2023年1月1日 8時) (レス) @page28 id: c8b8308491 (このIDを非表示/違反報告)
か。(プロフ) - 村瀬さん» ありがとうございます〜!ゆっくり更新していきますので気長にお付き合いください〜 (2022年11月13日 16時) (レス) id: 15a41b8b93 (このIDを非表示/違反報告)
村瀬 - バラガキ篇…!更新頑張ってくださいね🤲 (2022年11月13日 12時) (レス) id: 518be6f384 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:か。 | 作成日時:2022年11月12日 23時